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自作の『踏み板式くくり罠』の紹介&仕掛け方(タヌキ〜イノシシ,シカ向け)

自作の『踏み板式くくり罠』の紹介&仕掛け方(タヌキ〜イノシシ,シカ向け)

どーも、こんにちは。

2017年度の猟期も完全に終わり、「畑」と「漁」と「有害捕獲」と「次の猟期」の準備に移り始めた、トシです。

 

今期は、カラスは食えたし、鴨はもらったし、獲れなかったけど自作のくくり罠でタヌキと遊べたし。

捕獲数は少なかったものの、かなり楽しい猟期を過ごしました。

 

今回は、その中で使った猟具『自作くくり罠(踏み板式)』と『その仕掛け方』を紹介しておきます。

※合わせて書くと長くなるため『作り方』は別記事で。

 

主に「イノシシ捕獲用」に作りましたが、もちろん「鹿」や、踏み板の角度を変えることで「タヌキ」や「アナグマ」なども獲れるんじゃないかと思ってます。(まだ獲れてませんが)

 

 

自作のくくり罠(踏み板式)の写真など

 

まず、僕が今期作ってみた罠を紹介。

 

参考にしたのは、機関部が『くくりワナの作り方』で、踏み板部分が『60分でくくり罠を作ろう 山を式くくり罠 The Final Edition!?』です。

(作り方は別記事で)

 

全体図

5〜10cmほど穴を掘り、そこに踏み板サイドが引っかかるような足場(写真のような木片や石ころ)を設け、その上に設置します

左右の踏み板の間にネジを設置することで、踏み板の角度(=狙う獲物の重さ)を調整可能

縦にも設置でき、こちらの方が不発率が低く、高い位置で括れます

機関部の先をこういう風に穴あけ加工することで、縦置きが可能に

横向きで作動

横向きだと10cmくらいで括り、

縦だと30cmくらいの位置で括れます

 

 

以下、横向きで設置してる時の様子。

 

 

 

 

この罠のメリット・デメリット

 

今期は、このくくり罠を使って罠猟をしてみましたが、実際に使ってみることで発見がたくさんありました。

(踏んだけど不発で逃げられたり・・)

 

メリット

・短時間で作れる(1つ30分くらい)

・安く作れる(1つ2,000円くらい)※工具代は別途必要

・仕組みが単純

・踏み板の角度を変えることで、狙う獲物を選べる

・穴を掘る量が少なくて済む(最低限、10cm×20cmの範囲をスリバチ状に掘れば設置はできる)

・横向きで設置するときは本当に楽

 

デメリット

・横向きに設置すると不発になることがある(踏み板がしっかりと踏まれないと、機関部の頭が踏み板に引っかかる)

・縦に設置する時は杭で穴を開けるが、これが結構大変(木の杭だと刺さるが抜けない)

・踏み板が木製なので、湿気を含んで歪み、蝶番の動きが鈍くなる(緩めに取り付けることで解決)

・踏み板の端を踏んでも作動するようにする場合、そこそこ深め&広めの穴が必要

・罠の円周を小さくすると、発動するための力(獲物の重さ)が大きくなり、小さい獣は狙えない(逆にバネを短くすると大きな獲物は狙えない)

・タヌキやアナグマくらいから狙うのであれば、バネの長さが110cm〜は欲しい(それ以下だと締まりが弱くて逃げられそう)

・雪が積もった時は使いにくい(踏んでも罠ごと沈んでしまい作動しない)

・穴を掘れない場所では設置不可(落ち葉などで隠せばワンチャンあるか?・・・いや無いな)

 

使ってみて分かりましたが、どんな罠にしろ一長一短あります。

この罠はタヌキや猪、鹿なら狙えますが、場所によっては「引きずり型」や、引きバネを使った「跳ね上げ式」などの使い分けが必要でしょう。

 

 

 

【初心者向け】くくり罠の仕掛け方

 

くくり罠、作ってみたは良いものの、最初試す時はまともに仕掛けることもできませんでした。

なので、これから『くくり罠猟』を始める方に向けて、最後に設置の仕方だけ載せておきます。

 

設置に必要なもの

・罠本体(機関部+踏み板)

・木片(なくても良いが、あった方が良いと思う)

 

・手袋(手が汚れるため)

・穴掘り用スコップ(折りたたみは使い勝手悪かった)

・木の根を切るためのノコギリ

・機関部を埋めるための穴あけ用の杭(プラ製の方が良さげ)

・ナタ(竹の枝などを払えるので、山に入るなら便利)

・木づち(杭を打つために使用、現場で石などを調達しても良い)

 

・延長用のワイヤー(くくる木が太い場合に必要)

 

 

設置の仕方

 

1)仕掛ける場所を選ぶ(周りの獲ってる猟師さんを見るに、くくり罠は「寄せ餌」を使うより、獣道の真ん中に仕掛けた方がかかるっぽい

2)仕掛ける場所に穴を掘る(縦で設置する場合は踏み板の真横に杭で穴を開ける、深さは「機関部を縮めたときの長さ」)

3)踏み板が確実に作動するように、踏み板の左右両端の下に木片(または石ころ)を設置する

 

4)踏み板の周りにワイヤーをかける

※この時、ワイヤーの高さが踏み板中央の蝶番の位置を超えないように調整

蝶番の位置より高い位置でワイヤーを設置すると、バネを引いてる途中で作動してしまいます

 

5)ワイヤーの根本(木にくくりつける部分)を靴に巻きつけて(こうすることで確実にバネを引けます)

 

6)機関部の下側を思いっきり引っ張り、バネを縮める

 

7)バネが十分に縮んだら、機関部の下端をワイヤーロックで固定する

 

8)あとはこれを2)3)で作った穴に埋めて、土や草木で隠し、ワイヤーの端を木にくくりつけて完成(表札を忘れずに)

 

実際に仕掛けた場所は以下のような感じ。

真ん中の木の手前左右に2箇所設置(両方とも枝の右側)

画像中央の枝の上あたりに設置

横に突き出てる竹の奥に設置(機関部は奥側)

 

どこも獣道がありましたが、足跡が薄く、仕掛けた後は一度も来なかったようです。

とても残念。

 

 

ただ、踏めば確実に作動しますし、縦置きなら高い位置でくくれるので、場所を選べば獲れそうに思います。

 

なので、来期は場所選びを重点的にやりましょうか。

 

 

以上、踏み板式くくり罠の紹介と、設置の仕方でした。

『自分で作った罠で獲ってみたい!』と思う変わった方は、参考にしてみてください。

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