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自作『踏み板式くくり罠』の作り方(タヌキ,アナグマ,イノシシ,シカ)

自作『踏み板式くくり罠』の作り方(タヌキ,アナグマ,イノシシ,シカ)

どーも、トシです。

 

今年から石川県では『罠』有害駆除において、くくり罠の使用が認められるようになりました。

僕はまだ補助者なので出来ませんが・・・来期に向けて準備はしておきましょう。

 

今回は『踏み板式くくり罠』の作り方を紹介します。

 

※メリット・デメリット、使い方やイメージはこちらを。

※材料費は1つあたり2000円くらいです。

 

機関部は使い回しができますよ。

 

 

◎機関部(バネの部分)

 

工具と材料(使うもの)

 

・ワイヤー(φ4mm、6×24)×210cmほど

・ワイヤー(φ4mm、6×19)×90cmほど

※両方同じでもOK、24の方がしなやかに曲がります

・塩ビパイプ(VP13)×20cm

・塩ビパイプ(VP13)×30cm

・塩ビパイプ(VP20)×20cm

・塩ビキャップ(TSC13)×1個

・塩ビキャップ(TSC20)×1個

・塩ビパイプ用接着剤

・平ワッシャ(ワイヤーがちょうど通るサイズ)×2個

・締め付け防止金具×1個

・ワイヤー止め×1個

・よりもどし×1個

・シャックル×1個

・スリーブW(4mm用)×4個

・押しバネ(φ12mm)× 長さは踏み板の円周に応じて調整(この作り方では110〜120cmが良いかと)※詳しくは後述

・ドリル

・切削用ドリルの刃

僕はこれを使ってます

・小型のノコギリ

・万力など、パイプを挟んで固定できるもの

・スエージャ(ワイヤー径に対応したもの)

・ステンレスを切断可能なハサミ(ボルトクリッパーなど)

※上記のスエージャでも切断できますが、挟みにくいので使い勝手は悪いです

 

 

 

作り方

 

(1)塩ビキャップに穴を空けて、接着剤でパイプと固定

ここにワイヤーを通すため、穴の大きさはワイヤー直径+1〜2mmで。

4mmワイヤーなら5,6mm、5mmワイヤーなら6,7mmの穴を空けます。

 

また、TSC20の塩ビキャップは真ん中少し横〜角にかけて削ることで、機関部の縦置きが可能になります。

この罠は横置きだと成功率が下がるため、できるだけキャップ角にかけて削るのがオススメ。

ドリルで穴あけ後、切削用の刃で削ると上手くいきますよ。

こんな感じで

 

VP13のパイプとVP20のパイプを使うことで、入れ子構造となります。

 

 

(2)210cmワイヤーの加工

まず最初は何も考えず、210cmワイヤーの片端をカシメます。

カシメ方はこんな↓感じ。

最初にスリーブの真ん中をカシメて

それから端をカシメる

 

 

次に、以下の1〜9の順番でワイヤーを通し、もう片方の端もカシメて止める。(以下クリックで拡大)

ワイヤーを(1)で作った輪っかに通すことを忘れずに。

忘れると「ただの複雑なワイヤー」になってしまいますよ。

端はこんな感じで止めます。

 

 

(3)90cmワイヤーの加工

 

こちらも、片方の端は何も気にせずに輪っかを作ってアルミスリーブでカシメます。

 

ただし、もう片方の端は(2)で作った「よりもどし」に通してから止めましょう。

これも忘れると悲しいことになりますよ。

しっかりとカシメて、

機関部の完成です!

 

 

【注意】バネの長さについて

 

僕の場合はは110cmとしたのですが、バネの長さは「踏み板部分の円周(ワイヤーの円周)」に応じて調整します。

 

僕が使用しているバネはOSP商会にて扱っている『押しバネ S-1/2000 (ステンレス)』。

このバネ、全長2000mmに対して全圧縮長が600mm。つまり「伸びることのできる長さ」は1400mm(1.4m)となります。

 

ただし、バネが伸びきった状態では「くくっている獲物の足を締め付ける力」は “ほぼゼロ” となり、タヌキやアナグマならまだしも、イノシシが相手と考えるととても不安です。(「イノシシが後ろに下がったら外れた」とかありそう・・)

 

そのため、実際に伸びることのできる長さは、100mm〜200mm縮めた1200mm〜1300mm(120〜130cm)くらいになると思われます。

(このくらいのテンションなら、まあなんとか使えそう)

 

なので、機関部を作る前に「踏み板部分の構造」を決めてしまい、その円周+10cm〜20cmほど伸ばせるバネを用意してから機関部の作成に取り掛かりましょう。場合によっては、塩ビパイプの長さも変更する必要が出てくるかもしれませんからね。(今回の塩ビパイプの長さでは最大1.5mまでのバネしか対応できません)

 

僕は外周56cm(9cm×19cm)の踏み板を作り、77cmほど伸ばせるバネを用意するため『77cm÷(1.0ー圧縮率0.3)=110cm』としました。

 

 

◎踏み板部分

 

工具と材料(使うもの)

・2×4材

・塩ビパイプ(VP13)×24〜25cm

・皿頭タッピング(φ3.5mm×16mm)※低頭タイプじゃなくても大丈夫でした

・大きめの蝶番(ユニクロ隅金特厚金折、30×30×φ4.3)

 

・ヒートガン

・プラスドライバー

・水の入った洗面器

 

 

作り方

 

(1)2×4材を切り出す

バネの長さとくくり罠の直径のバランスを考えた結果、僕は外周56cm(9cm×19cm)の踏み板を作ることにしました。

※輪の直径については『くくり罠の輪の直径、じつは12cmを超えても大丈夫!』を参照

 

そのため、2×4材(幅約9cm)を9.3〜9.5cmずつ切り出します。(ここらは適当です)

 

(2)塩ビパイプの加工

次に、塩ビパイプ(VP13)を縦半分にカットし、ヒートガンで加熱→(1)の形に合うように固定して冷やします。

切るときは万力などで固定した方が安全です

ガタガタになりましたが、使用には問題なし

ヒートガンを使って(弱パワー)塩ビパイプを柔らかくします

おおよそ指のあたりの位置の裏と表を温め、柔らかくします

塩ビパイプが柔らかくなったら、木の板に当ててそのまま水へ→冷えて固まる

 

(3)板を合わせ、塩ビパイプを固定

 

あとは、板を合わせて蝶番で固定、塩ビパイプも皿頭タッピングで固定、板の間にタッピングを打って完成!

木は湿気や水、雪で歪むため、蝶番のタッピングは少しだけ緩めにしておくのがコツ。ここをキツくすると歪んだときに作動しなくなります。

タッピングは、ちゃんとねじ込めば低頭タイプでなくても問題ありませんでした

板の間にタッピング(赤矢印)を設けることで、板の角度(=罠が作動する体重)を調整可能

 

 

 

実際に使ってる様子は・・

 

以上、(工具さえあれば)単純で簡単に作れるくくり罠の作り方の紹介でした。

とにかく、自作くくり罠は『バネの長さ』と『輪の円周』がキモだと思いますので、自作を考えてる方はまずこの2点から考えてみると良いでしょう。

 

そして、完成した罠のイメージや、メリット&デメリット、実際に仕掛けてる様子は『踏み板式くくり罠の紹介&仕掛け方』にまとめてありますので、見てみてください。

 

 

また、静岡に住む友人猟師さんの罠は、「踏み板」ではなく「太いパイプ状のものに麻布をかけたもの」を踏ませるタイプでした。

個人的には、イノシシや鹿に限定するのであればこちらの方が良さそうな気もしましたので、今後試してみようかと思っています。

 

それでは。

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Comments / Trackbacks

  • Comments ( 6 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. シンタロウ

    トシさん
    いつもブログ拝見させていただいてます。
    今回のトラップを参考に私も自作してみたいと思います。いつも有意義な情報を乗せていただいてありがとうございます!私も猟師の端くれとしてこちらのブログをこれからも応援してます!

    • シンタロウさん

      ありがとうございます^^
      罠はいろんなタイプを試作してますが、絶対にこれ!というのはまだ見つかりませんね〜

      最近面白いなと思ったのは https://youtu.be/Xi-A7DVrmyE で紹介されてる罠です。
      こちらの方が安いので手軽に作れそうですが、いずれにしても獲物と場所に応じて使い分ける必要がありそうですね。

      ぜひ、ご自身で色々試してみてください^^
      現在箱罠も作ってみてますので、そのレビューもいずれは!!

  2. 弊社は罠部品の製造卸販売をやっています。
    もし何かビジネスができればよろしくお願いいたします。

    • アマゾンで出品されてるようですが、商品について知りませんのでなんとも・・

      罠など試せれば良いのですが、こちら石川県では罠の規格が合わないので試せませんね・・(・ω・`)

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