野良猫を拾って室内で飼うという選択、落ち着くまでにかかった費用まとめ

野良猫を拾って室内で飼うという選択、落ち着くまでにかかった費用まとめ

寝ている仕草も、遊んでいる様子も、ただ見てるだけで癒される猫。

じつは我が家でも、昨年末に家族(猫)が増えました。

 

 

出会った場所は、山。

 

 

当時行っていた施設の裏山から降りてきました。

人から餌を貰っていたのか、誰にでも&どこでもついて行くという人馴れっぷり。

 

とはいえ、施設では飼育できないため、我が家で引き取ることに。

 

今回は、そんな我が家にて

野良で拾った猫を「完全室内飼い」で落ち着くまでにかかった費用(おおよそ)をまとめていきます。

 

飼育を始めて2ヶ月経ちますが、時系列順に載せていきますね。

 

発見時はこんな様子

 

早くに親とはぐれたのか、ずっと手を “ふみふみ” してました。

 

 

保護〜動物病院での検診

 

まず、自宅に来てすぐの頃。

すぐに家の中に入りたがりましたが、3日ほど玄関だけで我慢してもらう。

 

野生では何を食べて、どんな病気にかかり、何に寄生されてきたか分かりませんからね。足裏も汚いし。

というわけで、まず最初に動物病院にて『健康診断』『虫駆除』をしてもらうことに。

 

>初診料:3000円

>検診+駆除剤塗布(首裏に塗るタイプで、ノミ・ダニ+体内の線虫も殺す):4000円

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 計7,000円

 

イノシシの多い地域なのでダニが気になりましたが、見たところノミもダニもいなかったようです。怪我も無し。

体重は2.7kgで全て永久歯。年齢は『おおよそ半年くらい』とのこと。生後半年にしてはデカイ気がするよ?

 

 

風邪の治療

 

健康診断では触れられなかったけれども、その後くしゃみを頻繁にするように。

鼻水が床でカピカピに固まっているのをよく目にするようになり、治療に踏み出す。これ以上、家を汚されるのは嫌でした。

 

>検診3回+(たしか抗生剤の)注射×3回:10,500円

>飲み薬2種+サプリメント1種(10日分):7,500円

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 計18,000円

 

原因はウイルス性の風邪とのこと。

サプリメントいるか?と思いましたが、何ぶん初めてなので大人しく受け入れることに。

保険に入ってないため、高いですねぇ。

 

 

瓜実条虫の駆除

 

しばらくして、夜も一緒に寝るようになった頃、朝にベッドを整えると米粒のようなものを多数発見。

「寄生虫の卵!?」と思ったら、まさかの寄生虫本体だったようで。『瓜実条虫』でした。

 

最初に寄生虫の駆除をしたものの、その薬で殺せるのは『線虫』で、『条虫』は殺せないらしい。

評判の良い病院なんだけれどなぁ。こんなものなんだろうか。

 

>ウンチの検査+駆除剤塗布(条虫にも効くやつ):3,500円

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 計3,500円

 

 

去勢(キャン玉の除去・・)

 

今年は暖かいせいか、例年よりも繁殖期の訪れが早いようで。

先日、うちの猫も繁殖期に入り、『娘のベッドでおねしょ』『おしっこ垂らす』『夜中に鳴く』などが起こったため、先生と相談して去勢することに。

 

>事前検診(血液検査含む)+病院内の他の子への感染症などを防ぐため薬剤塗布:7,500円

>去勢手術(オス):16,500円

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 計24,000円

 

うちの子はオスなので、まだ安め。

メスだと、さらに追加で10,000〜15,000円ほど高くなるそう。

 

 

猫の「野良」を「室内飼い」にするまでにかかる費用まとめ

 

以上が、野良(山)で出会ってから、室内飼いでの生活に落ち着くまでにかかった項目と費用です。

 

合計すると『52,500円』

ペットショップやブリーダーから買うことを考えたら安いですが、意外とかかりますね。

 

ちなみに、これ以外にも普通に飼育するために最低限必要なもの(移動用ケージ、食事、トイレ用品、ベッド、ブラシなどなど)も揃えているため、全て合計すると70,000円ほどかかっています。ワクチンはまだ未接種で。

 

また、もし怪我などをしていた場合は、さらに治療費がかかります。

 

 

というか、子猫じゃなくて最初から大きかったし、怪我や病気のリスクもあるし、懐くかどうか不明だったし、雑種だし。

もしかすると、同スペックならペットショップやブリーダーから購入した方が安いでしょうね。

 

まあ、家族全員この子が好きなので結果オーライなのですが。

 

実際に飼ってみて実感しましたが、『野良=安い』というわけではありませんね。

 

最近問題になってる「餌だけあげて、適当に住処も作って、あとは外飼いで放置」という感じなら安いでしょうが、それは飼育じゃありませんし。

 

ちゃんと家族として迎え入れるのであれば、やはり初期費用はかかります。

というか、かけないとダメでしょう。人も猫も不幸になります。

 

 

というわけで、これから野良猫を「室内飼い」で家族として迎え入れる予定のある方は、参考にしてみてください。

今のところ落ち着いてますが、また何かかかるようなことがあれば追記していきますね。

 

 

雑記

 

ぶっちゃけ、本当は犬を飼う予定だったんですけれどね。まさか、先に猫が来てしまうとは。笑

猟師らしいといえば、らしいですが、この展開は予想してませんでした。

 

人生で初めて大きな生き物を飼うので、未だに家の中に猫がいるのが不思議です。

どのくらいで慣れるのでしょうか。

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