日記・備忘録

縦滑り出し窓に窓用エアコン(JA-16V)を取り付けてみた

縦滑り出し窓に窓用エアコン(JA-16V)を取り付けてみた

どーも、こんにちは。

トシです。

 

例年、我が家の夏は家族全員が一部屋で寝ていたのですが、今年は子供たちも大きくなり、物理的に一緒に寝ることが難しくなりました。そこで子供部屋にも窓用エアコンをつけることにしたのですが、一つ問題が。

 

子供部屋は全て “取り付け不可” とされる『縦滑り出し窓』だったんですよね。

それでもなんとか取り付けられましたので、我が家の例を紹介します。

 

取り付けたのはハイアール(Haier) のJA-16V

今回子供部屋につけたエアコンは、猟師界隈では冷凍庫で有名(?)なハイアールのJA-16V。

冷房専用モデルではありますが、安価なのが特徴です。コロナの暖房機能が付いたものも候補ではありましたが、最初は取り付けできるか不明だったため安価なこちらにしました。

 

 

“取り付け不可” とされる「縦滑り出し窓」に取り付けてみる

 

正直、今回は情報が少なすぎたため人柱的な気分で、『最悪そのまま取り付けできなくても窓枠や柱を臨時に増設・加工して無理やり付けてやる』とDIY前提で購入しました。ところが結論から言うと「枠が入る幅さえあれば縦滑り出し窓であっても取り付け可能」でした。

以下に、我が家のエアコン取り付けまでの流れを記載します。

 

 

取り付けた窓はYKKapのエピソード「縦滑り出し窓」

取り付けた窓は以下。我が家の部屋の窓は、ほとんどがこの「縦滑り出し窓」で構成されています。全開にしても幅が狭いため、子供の転落リスクが減るかなと。ただ、風はあまり入りません。

 

内側に網戸の枠が付いており、高さは110cm。網戸枠を外した窓の内幅は36.3cmでした。

 

今回は、この枠内にエアコン取り付け用の枠が収まるサイズだったため、この窓枠を利用する形で取り付けることにします。ただ、もし窓の幅がさらに小さく、窓枠に取り付け枠が入らないとしても、以下の位置に2×4材などを利用して柱を立てれば取り付けが出来るのではないかと思いました。(どちらにせよ隙間の処理はしますので)

※ただ、その場合は窓枠手前の木枠部分に穴を開けることになりますので賃貸の方はご注意を。

 

 

工程①網戸の枠を外す

網戸を残したままでは流石に取り付けできそうにないため、まずは網戸を外します。

外すには、網戸の上下四隅にある以下の赤丸部のネジをぬけばOK。意外と枠は固定されておらずグニャグニャするので、取り外したあとは歪んでしまわないように養生テープや箱で固定して保管した方が良さげです。

 

 

工程②補助金具を加工(切断と穴あけ)

このエアコン、説明書を見るに「取り付け対象外の窓であっても多少無理すれば取り付けられる」ように作られているみたいです。付属品の中に、窓の立ち上がりが低い(または無い)場合を想定した補助金具と、金具止め用の木ネジが入っておりました。

 

縦滑り出し窓には上下に窓枠の立ち上がりがないため、この金具を取り付けてエアコンを固定することになります。今回は、元の窓枠を止めているネジ(以下の赤丸のネジ)を外し、その穴を利用して金具を止めることにします。

 

しかし、窓枠の内幅が36.3cmに対し、金具の長さは37cmほど。微妙に枠内に入りません。さらに穴の位置も合わないため、金具をグラインダーで少し切断し、ドリルで穴を開けました。

 

金具の加工については、グラインダーを使わなくても、金属用のノコギリや金属用のやすりを使えば切断できそうですし、穴あけもハンドドリルで十分加工できるかと思います。特に、今後もDIYをするなら電動ドリルは持っておいても損はありませんが、グラインダーはDIYでも使用頻度が高くありませんので、今回だけであれば手動ノコギリで十分なように思います。

 

 

工程③枠を取り付けて隙間を塞ぐ

金具を取り付けたら、枠を嵌め込み、金具に固定します。この作業は通常の引き違い窓(左右に開く普通の窓)に取り付けるのと同じなので、特筆すべきことはありません。説明書を見つつやってもらえれば大丈夫。僕はしませんでしたが、もし断熱・気密処理をするなら枠を入れる前に。

 

枠を固定したら、枠の裏についているパッキンを窓枠に合うように切断し、窓枠との隙間から虫や砂などが入り込まないように耐候テープで隙間を塞ぎます。枠上部の蛇腹の裏は少し大変でしたが、しっかり隙間を塞がないと虫が入り込みますので手抜かりなく。金具に元から開いていた穴も、もちろん塞ぎます。

今回はホームセンターで安かった以下のテープでOKでした。パッキンにもしっかり貼り付いてくれます。

 

 

工程④エアコンを固定し、試運転し完了

枠を固定して隙間を塞げば、もう作業はほぼ終わりです。あとはエアコンを取り付けて、付属のネジで枠と固定してしまいましょう。蛇腹部分がガタつかないようにスポンジを詰めたり、水漏れしそうな場所をパテ埋め(パテは付属)して完了です。

 

設置してすぐに動かしてみましたが、昔よりも多少音が静かになっておりました。ガタつきなどもなく、これなら寝る分には問題がなさそう。暑くて起きる回数より、煩くて起きる回数の方が少ないはずです。

また、本エアコンは木造住宅だと4〜4.5畳用ということになっていますが、取り付けた部屋は9畳程度。少し心配でしたが、25℃に設定すれば寒いくらいに冷えてくれました。暑がりの子供たちでもしっかり熟睡してくれています。

 

子供たちも自分たちの部屋でゆっくり寝られるようになり、かなり満足度の高い結果となりました。通常のエアコンと違って穴あけ工事も不要ですし、もっと早く付ければ良かったかな。暑い時期が過ぎれば元に戻し、来年はまたこの記事を見つつ取り付けることとします。

 

 

以上、本来取り付けられないはずの「縦滑り出し窓」に窓用エアコンを取り付けた例の紹介でした。

取り付けを検討してる方は、参考にどうぞ。

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