もう12月も中旬に入り、明日から羽咋も雪の予報です。
1年間、あっという間ですね。
今年もいろんな変化がありましたが、何よりも大きいのは『遊ぶフィールドが増えた』こと。
狩猟の「山」だけでなく、「海」が遊び場に加わりました。
山に獣がいない年
こちら羽咋は、能登産いのしし「のとしし」が特産品。
能登方面の猪は本当に美味しく、毎年冬には全国から肉を求める方が訪れます。
が、それも去年までの話。
今年は羽咋市も隣の宝達清水町も、昨年の1/3ほどしか猪が捕獲されていません。
春先には山でゴロゴロと死骸が転がっていたと聞くので、おそらく豚コレラで大勢死んだのでしょう。
僕の見回っている箱罠の近くにも頭蓋骨が転がっていました。
例年多かった瓜坊の捕獲頭数が極端に少ないので、元に戻るまで3年ほどはかかるかもしれません。
猟期に入って山を歩いても猪の痕跡はほぼ無く、鹿もまだ群れというレベルでは居らず。
農業・林業的には良い話なのですが、猟師としては寂しい限りです。
山がダメなら海へ行く
と、そんなわけで今年はあまり山に縁がありませんでした。
でも人生てのは面白いもので、片方が下がるともう片方が上がるシーソーのようです。
生まれてこれまで全く興味を持ってこなかったのにもかかわらず、なぜか
早朝3時に起きて海に行くくらい、釣りにハマってしまいました。
ぶっちゃけ、狩猟に行く時よりも早起きしてます。
今まで釣りといえば、『ちょい投げ』によるキス釣りくらいしかしたことが無かったのに。
今年もその程度で終わるはずだったんですが・・。本当に不思議です。
まあハマった理由は明確で、キスを狙って夜釣りしてたら『クロダイ』が釣れちゃったから。
まさに棚からぼたもち、ですね。
狩猟と同様、「釣れれば食事が1品増える」と分かってしまったので、今年の7月ごろから頻繁に釣りに出かけてます。
狩猟と違って、小学生の息子も一緒に連れて行けるのも良いですね。
弟の釣竿をもらって、足りない竿は買い足して、ちょい投げ・遠投・穴釣り・メタルジグ・エギング・投げサビキ・アジングなどなど、色々な釣り方を試してます。
山の見回りは毎日してますが、毎年あった獣道も消えてますし、今年は獣は期待できませんね。
そのかわりに海で沢山遊ぼうと思います。
野菜・肉・魚・卵
また、今年は釣りによる「魚」だけでなく、鶏の飼養による「採卵」も加わりました。
ボリスブラウンと名古屋コーチンを飼ってますが、とても美味いです。とにかく味が濃い。
猪肉と違って贈り物としても使いやすいですし、肉や野菜、魚以上に喜ばれます。
田舎に住むなら鶏飼って採卵するのオススメですよ!雌だけなら外敵がいなければ鳴きませんし。
詳しいことは、また後日。
という訳で、今後は新しく増えた「海」と共に、「畑」や「山」、そして時々「鶏」についても発信していきますね。
どんどん遊んでいこうと思ってますので、一緒に遊べる人は、遊びましょう!