彼氏や彼女、夫や妻などの家族に、友達など。
あなたは、身近な誰かを
『変えたい』と思ったり、『変わって欲しい』と願ったことはありますか?
今回は、人の本能を利用した、
あなたの身近な人を変える方法について紹介します。
ちなみに僕は、この方法でヒステリックだった母親と、怒りやすかった父親を大人しくさせることに成功しました。笑
他の友人・知人にも効果を感じてもらっている方法です。
人は誰でも、必ず変われる
最初に、ココロに留めておいてほしい事があります。
それは、
人は、いくつになっても変われる
ということです。
『昔は優しかったのに→今は冷たい』とか、
『昔はかっこよかったのに→今はダサい』など、
他人を『変えたい』と感じる時は
以前の良かった頃と比べていることが多いですよね。
確かに、今は昔ほど良くないかも知れません。
でも、
人はキッカケがあれば変われますし、
そこに年齢は関係ありません。
なので、
相手は変われる
ということを、
まず、あなたが信じてあげて下さい。
これから紹介する方法も
全ては、この「相手を信じる気持ち」があってこそ上手くいきますので。
相手を “直接変える” ことはできない
人は必ず変われます。
そして、自分だけでなく、
“他人に変わってもらうこと” もできます。
ただ、注意して欲しいのは、
他人に “変わってもらう” ことはできても、
他人を “直接変える” ことはできない
ということです。
たとえ、その相手が
家族や親友、恋人などの、
“とても身近な人” だったとしても。
というのも、
『相手を変える』というのは、言ってみれば
現在の相手の否定
になりますから。
どんな小さなこと、
言われて気付かないようなことでも、
「変化」を求める言葉は、
言われた人のココロのどこかに『否定』として残ります。
それは、
いずれ “不快感” を生み、相手に対する?”不信感” に繋がります。
“不信感” を感じている人が、
その原因となってる相手の言うことを、素直に聞き入れるでしょうか?
自分を『変えよう』と思うでしょうか?
僕だったら、無視しますね。
言ってきた相手によっては、「そうだよね、変えるわ」と言ってみるものの、
たぶん実際の行動は変えません。
あなただったら、どうでしょう?
「ここ、変えてよ」
と言われて、
素直に『そうね変えるわ』と思えますか?
簡単な事なら、変えられるでしょうが、
性格や習慣など、あなたの本質的な部分に関しては、難しいんじゃないでしょうか。
だから、人に変わって欲しい時は、
その人を「変えよう」とするのではなく、
その人に「自分から変わって貰う」必要があるんです。
身近な人を変える最高の方法
それは、
“あなた”という「環境」を変えること
です。
人というのは面白い生き物で、
今いる環境の影響を強く受け、
そして環境に合わせて変化していけるという “本能” を持っています。
例えば、
サッカーが上手なグループにいれば、サッカーが上手くなり、
英語圏にいれば、自然と英語を覚えます。
田舎に引っ越せば、その地域の方言を覚え、
ボケとツッコミが当たり前の地域に行けば、自然とボケ役かツッコミ役になっていきます。
これは、あなたが『変えたい』『変わって欲しい』と願う人も同じで、
“今のあなた” という環境があるから、その人は “今のその人” なんです。
つまり、
あなたが相手に変わって欲しければ、
まずは「あなた」という環境を変えてみましょう。
『”報告・連絡・相談”がない部下を変えたい』と願うなら
部下に対して「報告・連絡・相談しろ」と言うのではなく、部下が “報告・連絡・相談” したくなる上司に変わってみましょう。
『どんどん太っていく妻を昔のように戻したい』と思うなら、
妻に「やせろ」と言うのではなく、妻が『一緒にいるのが恥ずかしい』と思うほど、自分がカッコ良くなってみればいいんです。
・・難しそうですか?
まあ、正直、
面倒くさいですよね。笑
でも、効果覿面ですよ。
僕は “ヒステリックだった母親” と “怒りやすかった父親” で実践したわけですが、
どちらも僕が
『感情的にならず、常に落ち着いて、論理的に話をする自分』
になることで、すっかり大人しくなりました。
それまでは僕も感情的になってしまい
受け止めた感情に自分の感情を乗せて投げ返し、火に油を注ぐような状態になっていたのですが、
相手の昂った(たかぶった)感情は受け止めてから→スルーして、
「僕はこう思うし、客観的に見てもこうだと思うよ」と冷静に対応する自分になることで、
2ヵ月ほどで全く怒らない人達になりました。笑
これを実践するときのポイント
まあ、人には『相性』というものもあるので
“あなたが変わっても変わらない人” も少数いるのですが、
例えば「あなたを生理的に嫌っている人」とか。
変わらない人は変わらないので、「無理なものは無理」と割り切ることも大切です。無理して我慢しても疲弊するだけなので・・。
少なくとも、
恋人や家族、親しい友人、仕事の上司・部下・後輩に関しては効果があります。
(友人・知人の相談にのった際に実践してもらいました)
なので、
身近な親しい人に『変わって欲しい』と思っている人には、ぜひ試して欲しいのですが、
さいごに、
この方法を実践する時のポイントを伝えておきます。
それは
◯『変えたい』と感じる部分の根本の原因を理解する
◯あなた一人でやらなくてもいい
◯キーワードは『じっくり』
の3つ。
『変えたい』と感じる部分の根本の原因を理解する
あなたが変わってみる前に、
相手の『変えたい部分』の根本となる原因を知っておきましょう。
例えば、上の例を元にすると、
『部下が”報告・連絡・相談”をしない』のには、何か理由があるはずなんです。
それは、
『上司の雰囲気がこわい』からかもしれませんし、『上司がいつも忙しそう』だからかもしれません。
それとも、部下が『どう話していいか分からない』という理由かもしれません。
同じように『妻がどんどん太っていく』のも、理由があるはずです。
『家事で忙しくて外見を気にする暇がない』とか、『夫に褒められなくなったから』などですね。
まず、それらの原因を探り、
それから、
そこをカバーするように動いてみましょう。
あなた一人でやらなくてもいい
また、大事なのは、
“あなたが変わること” ではなく、”環境が変わること” です。
『一人じゃできない』のであれば、
周りに協力をお願いし、みんなでやってみましょう。
あなた一人でやる必要は、ありません。
キーワードは『じっくり』
今回紹介したのは、
人の『環境に合わせよう』とする “本能” を利用した方法です。
これを実践し、環境を変えることで、
相手は『変わりたい』と意識せずとも、変わっていきます。
ただ、
1つだけ注意する点があります。
それは
急激に変えた部分は、また急激に元に戻ろうとする
ということ。
ダイエットでいう、リバウンドですね。
これも、人の持つ “本能” に絡んでくる部分なので、
実践するときは『じっくり』と進めることが大切です。
ゆっくり、しかし確実に、
変えていきましょう。