どーも、こんにちは。
空気銃で猟をしているトシです。
今回は『所持してからのコストパフォーマンス』というテーマで書いてみます。
1猟期を終えてみて、
空気銃を維持・運用するために掛かった費用をまとめてみました。
基本、かかるのは「弾代」と「メンテ代」
くらいです。
その他、狩猟に出るなら
スコープ調整目的の射撃場利用料:1,000円〜5,000円(場所と行く回数による)
狩猟税・狩猟保険を含む狩猟登録代:30,000円
が毎年かかり、
3年に1回、所持許可証の更新を受けるために
がかかる程度です。
では、肝心の
「弾代」と「メンテ代」がいくらかかるのか?
という話ですが、
僕の場合、以下のような感じになりました。
1猟期にかかった弾代
僕は1猟期目には「FXプレミアム16グレイン」の弾を1缶購入しました。
1缶送料込み4,500円くらいで、500発入っています。
1発あたり9円くらいですね。
そして、
射撃場には2回行き、出猟した日は26日でした。
結果、残った弾数はおおよそ150発です。
つまり1猟期中に350発使ったことになるため、
1猟期における弾代としては
350発×9円=3,150円掛かったわけですね。
当然、出猟日数が少なくなれば、
弾代は抑えられることになります。
また個人的には、一番弾を消費したのは『射撃場でのスコープ調整』だったりもするので、
(1回あたり50発ほど使ってます)
「スコープの交換」や「スコープの狂い」などが起きなければ、もう少し安くなるんじゃないかと思います。
逆に、これが「JSBのイグザクト・ヘビー」や「バラクーダ・マッチ」などとなると、
1発あたりの単価が上がるため、もう少し(+500〜+1,000円ほど)高くなるのでしょうね。
1猟期にかかったプレチャージ銃のメンテ代(輸入したため個人メンテ)
そして、「構造が複雑」なんて言われるプレチャージ銃ですが、
僕の場合、銃を個人で輸入した関係で、初期メンテというものをしていません。
そのせいか、
というトラブルに見舞われました。
そのため、「Oリング」や「修理用のパーツ」を取り寄せたり、
メンテに必要な「グリス」や「シリコンスプレー」などを購入しています。
具体的な金額としては、以下のような感じ。
Oリング:800円
シリコングリス:1,000円
シリコンスプレー:800円
修理パーツ:8,000円
また、それ以外のメンテ用品として
クリーニングペレット:1,000円
を購入しました。
全部合計すると11,600円です。
ただ、これらはいずれも1年やそこらで無くなるものではなく、
おそらく4〜6年は保つものばかりなので、
仮に4年で按分すると
1年あたり2,900円くらい
6年で按分すると
1年あたり1,940円くらいになる計算です。
正直、自分の銃がハズレだったから、こうなったのか、
それとも国内で買った銃でも同じようになるのか、
それは分かりません。
そのため、このメンテ代が妥当なものなのか
または特殊なものなのかも不明です。
ただ、いずれにしても高い金額ではないですし、
上記の「修理パーツ」以外は国内で購入した銃にも必要になるものなので、
プレチャージ銃を選ぶのであれば、おおよそ似たような金額になると思われます。
また、これは知人の猟師さんから聞いた話ですが、
国内の銃砲店で購入した場合は
1年に1回「簡易メンテ:5,000円〜10,000円」
2,3年に1回「オーバーホール:20,000〜30,000円」
という感じでメンテ代がかかるようです。
輸入した場合は、そもそも銃砲店で面倒をみてもらえませんので
これらメンテ代はかかりません。
プレチャージ銃の運用費&維持費を合計すると
以上をおおまかにまとめると、
輸入したプレチャージ銃を維持するためには
メンテ代として年平均、約2,000円〜3,000円程度が必要で、
国内で購入したプレチャージ銃であれば
メンテ代として年平均、約10,000円〜20,000円程度が必要になってきます。
また、空気銃で猟に出る場合は
狩猟登録代として約30,000円、射撃場利用料として3,000円ほど、弾代として3,000円ほどかかるため、
空気銃での猟に出る費用(運用費)としては
年間36,000円ほどかかる計算になります。
上記を全て合計すると、
プレチャージ銃で猟をする場合、
「輸入した銃」であれば年間35,000円〜40,000円前後、
「国内で購入した銃」であれば年間45,000円〜55,000円前後
の費用がかかるという結果になりました。
正直、意外とかかりますし、
購入後の維持費は「並行輸入銃」も「正規輸入銃」も大して変わりません。
「長く使いたい」のであれば国内で購入がいいでしょうし、
「全て自己責任でOK」ということであれば輸入してみてもいいでしょう。
あとは『何を優先したいか?』という話になってきますので、
プレチャージ銃の購入を考えている人は、参考にしてみてください。