猟果報告

猟果報告2016/11/30(雉,キジ)

猟果報告2016/11/30(雉,キジ)

どーも、こんにちは。

トシです。

 

もう1ヶ月以上前の話になりますが、2016/11/30の猟果報告です。

この前日にホシハジロの♂を仕留めて、「ちゃんと狙えば当たる!」と少し自信が付いていました。

 

この日は「早朝から1時間だけ」と決めて出猟してます。

 

天気:晴れ(3℃、風はなく朝靄あり)

※一部閲覧注意な画像、表現があります

 

 

 

 

1時間だけなので、例の河へ

 

早朝で時間がないので、いくつも猟場をまわる時間はありません。

というわけで、いつもの河へ。

 

 

 

前日のホシハジロを獲ったことが、関係していたのでしょうか。

この日は、猟場に到着し、車外に出た時から

 

「なんとなく獲れそう」

 

そんな予感がしてました。

 

 

 

いつものように、ギリーフードをかぶりショルダーバッグと銃ケースを担ぎます。

 

そして、ゆっくり深呼吸。

 

 

今日は風がなく、良く晴れています。

 

そのせいか、朝モヤが立ちこめており、大きく吸った空気に湿気を感じます。

猟場は『これぞ冬の朝』という景色。

 

 

遠くがよく見えませんが、いつものように、ゆっくりと歩き出しました。

 

 

 

ゆっくりと進んでいきますが、河には1羽も見えません。

 

「いないか〜」

「昨日の”当たる”感覚を試してみたかったんだけれど・・」

「このまま1発も撃たずに帰ることになるかな」

 

 

そんなことを考えながら、視線を河から目の前の農道に戻したところ、

 

 

ん?

 

何か黒いものが遠くに見える。

 

 

 

「あんなもの、前からあったっけ?」

 

そう思いながら、双眼鏡で見てみます。

 

 

 

ん〜・・何だあれ?

木の枝かな・・??

 

 

!!

 

違う!キジだ!!!

 

 

 

なんと、遠くにキジを発見しました。

しかも雄の群れ。

 

枝のように見えたのは、キジの頭だったようです。

木の枝が積んである場所で、餌でも探しているんでしょうか。

 

 

まだこちらには気付いてないようなので

ゆっくりと近くの木の影まで移動します。

 

 

 

初めて狙うキジ

 

木の影に隠れて、キジ達を観察。

 

やはりこちらには気付いていないようで、枝の山の上で何かしてる。

 

若キジだから警戒心が薄いのかな?

それとも、単純に気付いてないだけ?

 

どちらにしろ、これはチャンス!

 

 

でも、まだ撃つには遠い。

もう少し近づかないと。

 

 

身を屈め、ゆっくりと、

草や花の影に隠れるように移動します。

 

 

こちらから獲物の姿は見えませんが、それは向こうも同じこと。

 

なんとか、畑に植わってる花の手前まで来ました。

 

前日のことで少し自信が付いたものの、まだ遠い気がする。

 

でも、ここから先に隠れる物はないから、これ以上近寄れない。

 

ここから撃つしか無い。

 

 

キジ達はまだ遊んでるようで、なかなか場所を移動しません。

 

でも、それも時間の問題。

1,2羽が、少しずつ河の方へ歩いて行きます。

 

 

焦らずに、銃を取り出します。

大きな音を立てないように。

 

 

マガジンをセットし、スコープを覗く。

 

 

キジは大柄なので、よく半矢になると聞きます。

だから、狙いは首元。

 

距離や弾道も分からないので、

頭は、まだ当てる自信がありません。

 

 

 

2,3羽が河の方へ歩き出しました。

 

でも、まだ2,3羽が残ってます。

 

 

つい焦りそうになりますが、

焦っても良い結果には繋がりません。

 

 

 

まずは昨日実践したように、

 

ゆっくりと深呼吸し、

気持ちを落ち着け、集中します。

 

 

 

良い感じです。

よく集中できてます。

 

 

最初から狙ってたキジも

まだその場を離れる気は無いようです。

 

 

狙いを定めて、

 

引き金を引きました。

 

 

 

ボスッ

 

 

確か、こんな音がしました。

 

 

その場でうずくまるキジ。

 

一瞬で「当たった!」と分かりました。

 

 

でも、その直後

 

バサササーー!!!

 

音に驚いて飛び去るキジ達。

 

 

うずくまってるキジも、羽を大きく羽ばたかせて

 

ケェー!!

 

と大きく鳴いてます。

 

 

半矢か!?

でもまだ動けてない!!

 

逃げる前に止め矢を撃たないと!

 

 

再びスコープで狙います。

 

 

・・でも、うずくまってるので狙いづらい。

 

 

まだ、逃げてない・・。

 

なら止め矢は後!

先に確保してしまおう!

 

 

そう判断した僕は、

マガジンを外して銃をケースに突っ込み

 

そのまま抱えてダッシュ!

 

 

久しぶりに全力でダッシュしました。

 

 

 

撃ったキジの前に行っても、キジは逃げませんでした。

 

まだ大声で鳴いてますし、足もバタつかせています。

 

でも、よく見ると

もう目が開いていませんでした。

 

どこに当たったのかは分かりませんが、

急所に当たったのは間違いないでしょう。

 

 

ケェーー!!

 

仲間のキジが

少し離れたところから呼びかけてきます。

 

それに応えるように

目を閉じたキジも一声だけ鳴きました。

 

 

恐らく、兄弟なのでしょう。

 

その直後、彼らは飛び去って行きました。

 

 

とても複雑な気持ちでしたが、

一方で、念願のキジを仕留めて興奮してる自分もいました。

 

 

せっかく仕留めた命です。

美味しく食べるために、ちゃんと処理してあげないと。

 

 

ばたつかせる足と胴体を押さえ

首を切って血を抜きます。

 

 

途中で、蹴爪が当たって擦り傷ができましたが、

「痛い」より「命を奪ってるんだから、このくらい」という想いになったのを覚えています。

 

 

今考えると、銃で止め矢を撃った方がキジは楽だったのかもしれません。

でも、当時は気付きませんでした。

 

 

 

 

帰宅

 

血抜きした後、キジをよく観察してみます。

 

※以下、閲覧注意

 

 

 

img_5030
まだ生きてます

 

 

img_5031
背中の羽

 

 

 

 

大きい。

 

今までのコガモやホシハジロに比べると、本当に大きいです。

多分コガモの3倍、ホシハジロの2倍くらいあるんじゃないでしょうか。

 

 

そして羽がキレイです。

 

意外と、全体的に青より藍色が多いんですね。

 

土で汚れていたけれど、尾羽が特にキレイでした。

 

 

 

 

血が出なくなり、動かなくなったキジを袋に入れ、帰宅します。

 

 

自宅で家族に猟果を伝えると、

妻は引き、子ども達は大興奮でした。

 

 

個人的には『狙って→当たる』の感覚を再び経験できたので、本当に良い猟でした。

 

次回からは、警戒されて同じようには行かないでしょうが、

もう1羽仕留めてみたいものですね。

 

 

 

 

今日の歩み

 

当日の動きは、こんな感じです。

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黄色:普通の徒歩、オレンジ:忍び歩き、赤:しゃがみ歩き

 

ぶっちゃけ、今なら確実に黄色の段階で飛ばれてますね。

正直、このときは運が良かったです。

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