
どーも、こんにちは。
空気銃で猟をしているトシです。
以前、自分でスコープのゼロイン調整をする方法を紹介しました。
今回は、50m射撃場しかないけれど50m以上でゼロインする方法を考えてみました。
50m未満のゼロインも可能です。
近場の射撃場が冬期閉鎖で使えないので試せてませんが、来期前には試してみます。
恐らくこれでいけるはず。
1.弾道計算ソフト『ChairGun』に銃の正確な情報と、スコープの正確な情報を入力する
まずは無料の弾道計算ソフト “ChairGun Pro” に「銃」と「スコープ」の正確な情報を入力します。
入力の仕方は『ChairGunの設定と狩猟での使い方』を参照。
今回はスコープが重要になってくるので
・Scope Mag(多分使用するスコープの倍率)
・Click Size(スコープの調整ノブの方式)
をしっかりと入力して下さい。
Scope Magは射撃場や猟場で使用する倍率で設定します。
Click Sizeについては、一般的な「1/4MOR」であれば『4.0』と入力し、単位に『c/moa』を選びます。
「1/8MOA」なら『8.0』となります。
僕はそれぞれ
Scope Mag:9.0
Click Size:4.0(c/moa)
と入力しました。
2.ゼロインしたい距離を指定する
50m以外でゼロインしたい距離を『Zero Range』に指定しましょう。
ここでは仮に60mとしてみます。
弾は、現在使ってる『FXプレミアム16グレイン』です。
3.50m地点におけるゼロインとの差を把握する
ゼロイン距離を設定すると弾道に関する表が下に表示されます。
その中から、50m地点における『POI(cm)』と『POI(clk)』の数値を控えておきましょう。
今回は『POI(cm)』が3.91cm。約4cmですね。
『POI(clk)』は-11(クリック)でした。
この数値からは『60mをスコープの中心で狙って撃ったときの (1)50m地点における弾の位置と (2)調整に必要なノブのクリック数』が分かります。
つまり、
(1)50m地点ではスコープの中心から4cm上に弾があり、
(2)50mの中心に当てるようにするにはエレベーションノブを11クリック上に移動させる必要がある
ということが分かります。
4.標的の中心から『POI(cm)』離れた位置に目印を付ける
標的の中心から『POI(cm)』だけ下(50m未満ゼロインの場合は上)に目印を付けましょう。
「ペンで書く」よりも「シールを貼る」のが見やすくて良いかと思います。
ターゲットを自前で用意したい人は『射撃のターゲット(A3サイズ)を作った』のでどうぞ。
5.50mでゼロインする
まずは50mでゼロインします。
やり方は『自分でスコープをゼロインする方法』を参照。
「最初から目印を付けた位置を狙って60mに合わせた調整をすれば良い」とも思ったのですが、多分うまく行かない気がするんですよね・・。
詳しい理由は後述。
6.スコープを『POI(clk)』の分だけ調整する
50mでゼロインできたら、求めるゼロイン距離との差分スコープのエレベーションノブを操作しましょう。
今回は60mと50mの差が11クリックなので、レティクル中心(クロスする部分)が下に行くように11クリック調整します。
7.付けた目印を狙って射撃してみる
ソフトの計算上は、これでゼロイン60mになっているはずです。
確認するため、この状態で『4』で付けた目印を狙って(レティクルのセンターを合わせて)撃ってみましょう。
おおよそ標的の中心に当たるはずです。
僕の場合、銃や弾による誤差が直径1インチほどあるので、その範囲で着弾してればOKと判断します。
「細かいことが面倒だ」という人は
以上、50m射撃場にて50m以上(または未満)でゼロインする方法でした。
ただ、あくまで頭の中で考えたことなので本当に上手くいくか分かりませんし、ちょっと面倒くさいです。
そのため、上でも書きましたが、
『最初から目印を付けた位置を狙って60mに合わせた調整をすれば良いんじゃ?』と思う人も居るでしょう。
ぶっちゃけ、
『元々銃を水平にしてゼロインするわけじゃないし』
『細かいことはどうでもいい』
『だいたい狙ったあたりに飛んでくれればOK』
という方は、5の「50mゼロイン」を省いてもOKです。
最初から目印を付けたポイントを狙って、標的の中心に当たるようにゼロイン調整して下さい。
でも、
『できるだけ精度を高めたい』
という方は50mゼロインしてから60mの調整をすることを勧めます。
というのも、詳しい説明は省くのですが
銃の弾丸は水平で撃つのが最も飛距離が伸びず、上または下に多少の角度を付けて撃つことで飛距離が伸びます。
そのため、ソフトの情報だけを信頼してPOI(cm)だけ離れた目印を狙っても、銃口に角度がつく分弾道が前に伸びるので、そのまま標的の中心に当たるとは考えにくいのです。
マジで何言ってるか分からないかと思いますが、ここで上手く説明できないので、boy-meets-meatsさんの『撃ち上げ、撃ち下ろし時の着弾点の変化』の記事を読んでみて下さい。
ですから、
最初から不確実な60mを狙って調整するよりも、まずは確実に信頼できる『実射による50mゼロインで調整』し、『その状態を元にして60mに調整する』方が精度が上がると思われます。
あとは好みの問題ですね。
ChairGunはスコープメーカーが作ってるソフトですし、信頼性も高いと思われます。
全く見当違いの結果になるとも思えないので、興味のある方は試してみてください。