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セロー(DG17-J)のエンスト癖が落ち着いたので記録

セロー(DG17-J)のエンスト癖が落ち着いたので記録

どーも、こんにちは。

トシです。

 

5年くらい前?から乗っているセローが、2020年の冬から少しずつエンストするようになり、2021年の春にはエンストが多発するようになりました。ショップに聞いて色々試したものの、情報がほぼ無く原因が分かりませんでしたが、簡単なことで解消したため記録しておきます。

2021/08/22:ちなみに症状は落ち着いたものの、まだ原因は判明してません。今後ショップで調査する予定。

2021/09/07:追記、バッテリー替えたら好調になりました。

 

対象のセローは最終モデルの一つ前の型(2016年製)

生産終了となったセローですが、その最終モデル(DG31、DG32)はエンストが多発していたようで、ユーザーからの訴えが多かったのかリコールによって解消することになりました。どうやらECUに不具合があったようです。(詳しい経緯はこちらに、リコール情報はこちらに掲載されてます)

 

しかし今回エンストが多発するようになったセローは、その一つ前のモデル(DG17-2016年式)。長年販売されてきた型ですから、もしリコール対象の症状があればとっくに対応済みでしょうし、なかなか情報が出てきません。

(もう少し前のモデルには「燃料ポンプの不調でエンスト→リコール」という例がありますが、僕のは後年式のため対象外)

 

それっぽい情報としては、「空燃比が薄い」「アイドリングの回転数が低い」「CO2濃度が〜」などのアドバイスがあったため、回転数やCO2濃度の調整などはやってみたものの、特に解消せず。以下のような状況下で頻発するようになったため、かなり困りましたし、ヒヤヒヤしながら乗るようになり、乗ることがストレスに感じられるようになってきました。

 

 

エンストが発生する状況と、その症状

ちなみに走行距離は、この記事を書いてる時点で13200km弱。毎月250kmほど走るので、おそらくエンストが発生するようになったのは11800km〜12000kmくらいの時期でしょうか。エンジンオイルの交換も定期的にしてますので、走りすぎによるエンジンの寿命は考えにくいです。

 

エンストが発生する状況と、その症状としては以下のような感じ。

・交差点にて停止→発進しようとするとエンスト

・1速ではほぼ起こらず、2速に上げてギアを繋いだ直後に起こりやすい

・下り坂や登り坂の前後の交差点は特に多発(下った先の交差点、上った先の交差点)

・平坦な道を走ってる間は起こりにくい

・ガソリン満タン時には起こりにくいが、ガソリンが減ってくると発生しやすい

・一度エンストすると通常は3分ほど、最大で10分ほどエンジンがかからない

・3分ほど暖気してから走るとエンストしにくい

・エンストの仕方としては、プラグが被ったときやガス欠のようなエンスト(突然止まるのではなく、回転数が落ちて止まる)

 

本当は早めからショップに見てもらえれば良かったのですが、なかなか行く時間が取れず、またショップまでの道中、自動車専用道路でエンストするかもしれない恐怖からなかなか行けませんでした。

 

仕方ないためショップに電話とメールで相談してみたところ、「ポンプの不良」か「タンク内の異物(水、ゴミ)」「吸気センサーの故障」「スロットルボディ内のカーボン汚れ」などが疑われるとのこと。ポンプの不良であれば、電源オン時のインジェクション動作音やポンプの動作音に異常が出るらしく、確認してみたところ音は正常。エンスト発生時だけ、調子が悪くなってるのでしょうか?

またタンク内をライトで照らて覗いてみましたが、給油口はサビがあるもののタンク内側は綺麗ですし、目視ではサビや水の沈殿は確認できませんでした。ただ、坂の前後でエンストが発生することを考えると、特定の角度で水やゴミがインジェクションに流れて詰まり→発生という可能性もあるのかな?と思ったり。

しかし、エンスト時にプラグを抜いてみても綺麗だったため、この時点で「燃調が濃すぎてプラグ被り」や「水の混入」は無いかなと判断しました。

プラグ、年末に交換してますし、まだ綺麗ですよね?

 

とすると、あとは「吸気センサーの故障」か「スロットルボディ(またはエンジン)内のカーボン汚れ」が原因?

ここら辺は素人には手が出せません。とはいえ、なかなかショップに持っていくことも出来ないため、色々と悪あがきしてみることに。とりあえず、自身で出来る範囲で「カーボン汚れ」を除去してみようと考えました。

 

 

悪あがき1:ガソリン添加剤を使ってみた

最初に、水抜き材やカーボン汚れを落としてくれるという人気のYAMALUBEを投入。ショップのオーナーさん曰く『水抜き材やガソリン添加剤はタンク内の清掃が難しい”車”などには良いけれど、バイクにはあんまり勧めない。入れて不調になるバイクも多いし、タンクを外して清掃した方がエンジンにとっては良いよ』とアドバイスしてくれておりましたが、手軽さが勝り、藁にもすがる思いで買ってしまいました。

 

が、どちらも特に変化なし…。

水抜き材は1回、ヤマルーブは2回使い500kmほど走りましたが、ガソリンを入れた直後は調子が良いものの、減ってくると普通にエンストが発生しました。

 

ヤマルーブは『体感できるほどの違いが出る』と高評価でしたが、僕には分かりませんでした。もっと走り回ったエンジンじゃないと分からないのでしょうか?

 

 

悪あがき2:ハイオクを入れる→とりあえず「解消」しました

ガソリン添加剤がダメだったため、次は昔から「迷信」「嘘」「気のせい」などとボロクソ言われる『レギュラー車にハイオク』を試してみました。過去CB400SFにもハイオクを入れたことがありますが、レギュラー車にハイオクを使うとパワーが低下したように感じませんか?アクセルに対する反応が悪くなるというか。爆発しにくいからでしょうか。

 

正直、レギュラー車にハイオクは好きではありませんし、信じてませんでした。しかし意外や意外、これが思いのほか好結果に!

入れて20kmほどは変化がありませんでしたが、100kmほど乗ったところで、明らかにエンストする頻度が下がりました。

 

坂道交差点でもok、暖気無しでも大丈夫。

その後2回の給油をして、合計3回ハイオクを入れてますが、この記事を書いている今では全く発生しません。本当によかった。

 

 

ヤマルーブとハイオク、どっちが良かったのかは不明

もしかすると、その前のヤマルーブ2回投入が今になって効いてきた?でもヤマルーブの使用頻度は3000kmに1回程度とあるし、それならもっと即効性があるような気も。であれば、やっぱりハイオクが良かった?

 

正直、原因も分かりませんし、何が良かったのかも素人には分かりません。

詳しくは次回の定期メンテで見てもらおうと思っておりますが、とりあえず現状は元通り走り回れるようになりました。突然のエンストに怯え、常に後続車を気にしながら走ってたので、本当に、本当によかった。

 

ここからレギュラーに戻すとどうなるか気になりますが、もう1,2回ほどはハイオクを入れてみようかと思ってます。なんだか知らないけれど、燃費も「30km/L→33km/L」と向上してますし。

もし、最終型1つ前のセローでエンスト癖に悩んでいる方がいたら、試してみてください。

ヤマハ(YAMAHA) ヤマルーブ ガソリン添加剤 PEAカーボンクリーナー 200ml

 

 

 

 

 

 

 

 

 

追記:もしかするとバッテリーが原因だったのかも・・

 

その後、8月末にバッテリー切れでエンジンが始動しなくなりました。「カカカカカッ」と、セルすら回りません。

メーターで電圧を確認したところ、11.5Vとの表示が。その後、見る見る電圧が下がり、10.5Vまで下がったところで電源オフ。セローのバッテリーは12Vですが『11.5Vを下回るとエンジンが掛からなくなる』とどこかで見ました。

 

どうやら、バッテリーが寿命だったようです。乗り出しから3年10ヶ月。基本片道10km未満の街乗りばかりですし、妥当なところですね。

猪の止め刺し用に購入した充電器で充電しつつ乗っていたものの、とうとう釣りの帰りにエンジンが掛からなくなりロードサービスを使うことになったため交換しました。

 

結果、

バッテリーを交換したら一気に好調になりました。

 

もしかして、燃料ポンプ周りのトラブルじゃなくて、電圧不足による点火不良が原因??

でも、しばらく走った上にエンジンが掛かってる状態でエンストする・・?バッテリーに充電ができなくなっていれば、無いわけでもない??

 

やはり原因は分かりませんので、定期点検での結果待ちですね。

セローがエンストするという方は、電圧も疑ってみると良いかもしれません。

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