空気銃・スコープなど猟具について

【空気銃】PCP銃にオススメのスコープ「HAWKE VANTAGE6-24×50」のレビュー

【空気銃】PCP銃にオススメのスコープ「HAWKE VANTAGE6-24×50」のレビュー

どーも、こんにちは。

空気銃猟2年目、罠猟1年目のトシです。

 

僕は今年に銃のスコープを新調したのですが、昨日、同じスコープを使っているお客さんからレビューをいただきました。

丁度「そろそろレビューを書こうか」と思っていたタイミングですし、合わせて紹介します。

 

スコープはホーク(Hawke)の『VANTAGE 6-24×50 AO IR Air Rifle Rimfire Scope』です。

空気銃用の「安価」かつ「高倍率」なスコープを探してる方にオススメですよ。

 

 

VANTAGE 6-24×50 AO IRの仕様について

 

最初に、このスコープの大まかな仕様について紹介します。

全長:40cm

重さ:おおよそ900gくらい(マウントリング込み)

倍率:6−24倍

対物レンズ直径:50mm

マウントリングの高さ(マウントリング下端〜リング中央まで):38.5mm

レティクルのタイプ:ミルドット

IR(イルミネーション):赤と緑で、明るさは各5段階で調節可能

アイレリーフ(獲物がよく見える目〜接眼レンズまでの距離):6cm〜8cm

焦点調整機能:有り、フロントフォーカス

その他:完全防水、完全防霧、衝撃耐性(実銃対応)

 

 

『全長40cm』と聞くと大きく感じますが、エバニクスのレインストームに取り付けると、以下のようになります。

 

ブルパップ型の銃ならともかく、昔ながらの銃であれば、それほど大きくも感じませんね。

また、取り付け前は「重心が前よりになって構えたら重く感じるのでは・・」と不安でしたが、依託射撃が基本の空気銃ではあまり関係ありませんでした。

 

 

 

VANTAGE 6-24×50 AO IRの見え方について

 

今年は猟期に入ってからスコープでの写真を撮っていません。

ですので、実際の獲物の見え方はいずれ載せるとして、以前このスコープを使った『スコープの倍率別のカモ(デコイ)の見え方』を紹介した記事がありますので、そちらを参考にしてみてください。

実際の猟場での見え方と、ほぼ同じです。

 

 

 

 

VANTAGE 6-24×50 AO IRを実際に使ってみてのレビュー

 

レビューは「僕が使ってみて感じたこと」と「お客さんからの感想」を合わせてメリット&デメリット形式で書いてみますね。

 

メリット

・さすがHAWKE、獲物がはっきり&くっきり見える

・高倍率はとても狙いやすい(結局20倍固定で使っています、急所がよく狙える)

・射撃場でも着弾確認用のターゲットスコープを使わなくてもよい

・最短距離15mくらいでも使える

・防水なので、雨が降っても気にならない

・思った以上に重さが気にならない、むしろ重さがあることで発砲時のブレが減った気がする(気のせいかもしれないけれど)

・カモやカワウを撃つのにイルミネーションはやっぱり便利

 

デメリット

・スコープのサイズが大きいため、去年は余裕があった銃ケースが、はち切れんばかりになっている(→大きめの銃ケースを買えば解決)

・同じ理由で、ガンロッカーの中の余裕がなくなってしまった、散弾銃を持つなら新調しなければダメかも(→大きなガンロッカーを買えばry)

・さらに同じ理由で、ガンロッカーから取り出す際に毎回スコープをぶつけないか気を遣う(→同上)

・フロントフォーカスは「伏射」や「近距離での射撃」には使いにくい(→スタンドやバイポッドを使って撃つ時は問題なし)

・フロントフォーカスの数値がヤード表記なため、少しだけ頭の中で変換が必要(1ヤード=おおよそ0.9m)

・個体差かもしれないけれど、マウントリングの精度が良くなかった(ゼロイン作業が大変でした、ゼロイン時は一度リングを外して取り付けることを勧めます)

・十字の線(レティクル)がハーフミルドットと比べて太いので、弾道が山なりになって飛んでいくのが目視しずらい

 

 

メリットとデメリットそれぞれの最後は、お客さんからの感想です。

僕はまだイルミネーションを使ってませんが、やはり便利なようですね。

 

また、『弾道が見辛い』というのも同意です。

ハーフミルドットならもう少しレティクルが細くなりますので、より見やすくなるかと思われます。

 

ただ、個人的にはこのスコープで十分満足してますし、これを長く使っていくつもりです。

ヤード表記は他の海外製スコープも同じですし、ハーフミルドットのためだけに倍以上の金額を出す必要性も感じませんしね。

 

お客さんも、benjaminのmaximus 5.5mm(.22cal)に装着して使っていますが、『今期はカモがばんばん獲れている』とのことですし、鳥猟には十分な性能なのではないでしょうか。

 

 

というわけで、以上『空気銃にオススメのスコープHAWKE VANTAGE6-24×50のレビュー』でした。

 

国内では見かけないスコープなので輸入することが前提となりますが、個人で買うなら総額25,000〜28,000円くらいです。

価格の割に高性能ですのでオススメですよ。

 

 

また、これ以外のスコープだと、『スコープを選ぶ時に確認すべきポイント』のコメントにて “カズさん” が紹介している「Walther 8-32×56」なんかも良さそうです。

 

こちらも国内ではあまり見かけないようですので、輸入が前提となりそうですが。

 

 

 

最後に、荷物の「梱包」について

 

輸入を検討する方に向けて、梱包についても触れておきます。

スコープは精密機器なので、雑な梱包だと嫌ですもんね。

 

僕はイギリスの「エイクル」という仲介会社を通してAmazonUKから輸入したのですが、以下のような梱包で届きました。

スコープの箱の上からダンボールを2重に巻き、その上からビニールで包装されてる感じですね。

 

初めて利用する会社だったため不安はありましたが、思っていたよりしっかりとした梱包でした。

サイズが大きくなると国際送料も高くなるため、「可能な限り小さく」かつ「落としたくらいじゃ壊れない」ように包んでくれた印象を受けました。

 

イギリスからの輸入はと基本的にここを通すことになりますが、丁寧な対応をしていただけますので、初めての方でも安心して取引が可能ですよ。

 

以上、コスパの高いスコープを探してる方はお試しを。