
どーも、こんにちは。
トシです。
親シシはかからず、瓜坊ばかり獲れる時期がやってきましたね。
さて、冬に輸入してからずーっと放置してたレギュレータを、ようやくレインストームに取り付けました。
いつも通り自分で取り付けたのですが、ここではその手順についてまとめておきます。
※こちらもクリーニングペレット同様、取り付けについて警察と銃砲店で意見が異なります。事前に近場の『銃砲店』にご相談ください。
レギュレータ取り付けは改造?警察への届出は必要なの?
まず、気になる人がいると思うので、この話題から。
『レギュレータの取り付けは銃の改造に当たらないのか?』
『警察への届出は必要なの?』
『自分で取り付けて法的に大丈夫なの?』
僕はビビリなので、銃所持検査の際に所轄に確認しています。
色々と紆余曲折あったのですが、答えから言うと、
基本は「銃砲店での取り付け」が必要で、もし自分で取り付けた場合は銃砲店にて『安全性に問題はありませんよ』と一筆書いてもらうことになります。
※石川県の場合
ところが最初は、銃所持検査では県警本部の “偉い人(?)” が以下のように言ってたんですよね。
『レギュレータは空気圧を制御し、出力を抑制するものでカタログ値は変わらない。さらに銃全長や銃身長などの “構造” の変更にも該当しないため改造の手続きなどは不要。ただ念のため、取り付け後は報告だけしてもらったほうが助かる』
『自分で取り付け?構わんよ』
レギュレータの構造を詳しく説明し、そして本当に大丈夫なのか?というのを何度も確認しました。
けど、『大丈夫』と。
なので、最初は自分で取り付けたのですが、取り付け後に報告したところ
所轄の担当『県に確認します』
県『そんなこと言ってない』
僕&担当『確かに言ってたのですが・・』
県『知らんよ』
と、言質を取ってなかったために、なんとも面倒なやりとりをすることになりました。
ただ、今回は結局上のような話に落ち着いたのですが、銃砲店の方曰く『個人で輸入できるものなら取り付けても大丈夫』『替え銃身やスコープなどと同じようなものとして考えてます』という話だったので、これから取り付ける方は警察よりも先に近場の銃砲店に相談してみると良いかと思います。
警察としても何が正しいのか判別できないため、銃砲店の回答を受けて、その意見を伝えれば良いかと。
レインストームへのHUMAレギュレータの取り付け方
さて、具体的な取り付け方に入ります。
今回取り付けたのは、 HUMA製のレギュレータ。
圧は今のところ一番安定してる「130bar」で設定してあります。(FXプレミアムを使うなら120〜110barくらいでもいいかも、銃によって差があり、取り付け前に試射し一番集弾する圧を知っておくと良いです)
サイトの適合一覧(https://www.huma-air.com/Fitting-instructions)には “Evanix rainstorm: please follow the Sniper K manual(Sniper Kのマニュアルを見てくれ)” とあり、また1型,2型の記載もありません。(レインストームには現行モデルの2型と、旧モデルの1型があります)
そのため、正直「付かなかったら売っ払おう」と見切り発車で購入したのですが、無事に取り付けできました。
1. ストックと機関部を分離する
まず、ストックから機関部を取り外します。
ストックと機関部を固定しているネジは以下。六角レンチ(1/8インチ)で外れます。
外すとこんな感じ↓。(以前に空気漏れを修理した時の写真です)
2. エアシリンダーから空気を抜く
次にエアの残圧計を反時計回りにあけて、エアシリンダーから空気を抜きます。
一応、レインストームはサイドにエア抜きのネジがあるのですが、構造上「空気漏れ」の原因となる確率が高いように思える(過去に空気漏れの経験あり)ので、そこから空気を抜くのはオススメしません。
厚みのないスパナやレンチが必要なので、事前に用意しておいてください。

空気残圧が0になってるのを確認したら、次へ。
3. エアシリンダーを固定してる部品を外す
空気を抜いたら、エアシリンダーを外していきます。
エアシリンダーは銃身と以下の部品で連結されているため、先にこれを外していきましょう。
ネジは3箇所ありいずれも六角レンチ(2.5mm)で外れます。
ネジをとったら、シリンダー先の空気入れカバーなどを含めて、全部外していきます。
4. エアシリンダーを外す
いよいよシリンダーを外します。
エアシリンダーは以下の赤線から “反時計回り” に回すと外れるのですが、中に接着剤が使われてるのか、ただ捻っても外れません。
そこで必要になるのが、ヒートガン。
これで、以下の赤丸のあたりをじっくり温めてあげると簡単に外れます。
ヒートガンはAmazonで2000円以下で買えますし、くくり罠作りにも使えるので持ってて損はないですが、もしない場合は普通のドライヤーでもいけるかもしれません。
また、HUMAのマニュアルでは『boiling water can help(熱湯を使うと良いかも)』とあるので、以下の2つのネジを外してお湯に浸けるのもいいかもしれませんね。(僕は作業をしやすくするために外しました)
んで、シリンダーを外したところが以下。ネジになってる部分がシリンダー内側です。
レギュレータを取り付ける場合は、以下のOリングが不要になりますので、小さなハサミなどを使って外しておきます。
5. レギュレータを取り付ける
あとはレギュレータを取り付けて、元に戻すだけ。
以下の方向で取り付けます。

元に戻したところ。
注意点としては、シリンダーの付け根にはほんの少しだけの隙間を残すこと。
ここを隙間がないくらい締めてしまうと、レギュレータが正しく作動しない?または銃の故障などに繋がるようです。
あとは、外した時と逆に取り付けるだけ。
空気も入れてみましたが、空気漏れもありません。
一つ面白かったのは、レギュレータは『空気圧を抑制するもの』なので、ポンプで200barまで空気を入れても銃の残圧計は130bar一定だったこと。
ちゃんとレギュレータが働いている証拠ですね。
というわけで、以上レインストームへのHUMAレギュレータの取り付けに関する記事でした。
トラブルを避けるためにも取り付けは基本的に銃砲店でやってもらうとして、『HUMAのレギュレータのレインストームへの適合情報』がありませんでしたので、今回記事にしてみた次第です。
結果、HUMAのレギュレータは現行のレインストーム(2型)にポン付けできます。
HUMAは公式サイトから日本への販売もしてくれますので、興味のある方は試してみてはどうでしょう。