どーも、こんにちは。
トシです。
この度、初めて自分でイノシシを捕獲しました!
・・といっても、有害鳥獣駆除の補助者として、ですけれどね。
まだまだ来ないと思ってた
土曜の午前9時。
突然、先輩猟師からグループLINEに『はかんとこのしし入った』という謎のメッセージが入ります。
読解に少しだけ時間がかかったあと、「あー、また誰か獲ったのか」と理解、「今日はやってないから、明日獲りに行くかなー」なんて考えてたのですが、
「ん?ちょっとまてよ?」と。
『はかんとこ』→『墓んとこ』
僕らが共通で知ってる墓近くの檻は、僕が見て回ってる地域しかありません。
「え?中川(その地域)ですか?」と確認してみたら、『うん』と。
まさか!!??
その場所、山の入り口にある墓場の少し上に設置した罠だったのですが、罠を置いた直後から木の伐採が始まった所だったんです。
竹や杉の大半が切られ、10m先も見えなかったのが、100m先までも見通せる場所になってしまいました。
当然、罠を置いて数日はきてたイノシシも、木が切られ始めてから来なくなってました。
その場所の伐採は2ヶ月ほどで終わったものの、近くの伐採は続いてましたし、まだまだ来ないと思ってた場所だったんです。
でも、かかったと。
半信半疑で罠を見に行ってみると・・・
ガシャーン、ガシャーン
檻にぶつかる音がします。
初めての自分管理の檻での捕獲
本当にいました。
すっかり夏毛に変わってることもあり、そんなに大きくは見えません。
若い個体なのでしょう。
近づくと、顎を嚙み鳴らして威嚇し、思いっきりこちらに向かって突っ込んできました。
もう、すっごい元気。
のとしし団の活動を通して100頭以上獲ってる経験上、オスは激しく威嚇して檻にぶつかってきますが、メスはぶつかる寸前で止まることが多いです。
だから、この個体も「オスかな〜」なんて思ってました。
ところが・・
捕獲したのは39kgのメスでした
なんとメス!
そして、意外とデカい!
しかも、夏毛だったにもかかわらず、意外と脂身が多く残ってました。
これは嬉しい誤算!
というのも、
じつは僕らの地域では、このイノシシをのとしし団の施設に入れて、衛生的に捌いてもらうことで『肉の2割』をもらえるんです。
39kgの個体なら、おおよそ16kgくらいの肉になるので、約3kgくらいの肉がもらえることになりますね。
末端価格3000〜4000円くらいのイノシシ肉が3kg。
個人で買うと、おおよそ1万円強くらい。
これがタダで貰えるのは、本当に嬉しいですよ。
とりあえず、大好きなランプは確定で、あとはどの部位をもらおうか。
これから暑い時期ですし、BBQなどで焼いて美味しい部位を選ぼうかと思います。
これからも引き続き獲っていきます
正直、今回は箱罠に慣れてない若い個体だから獲れたのだと思ってます。
これ以降も2つの檻で餌をまいてますが、ワイヤーの手前までしか食べてませんし。
檻を知ってる個体は、なかなか奥まで入りませんね。
けど、これで「来てる」とか「獲れそう」という感覚がなんとなーく分かったので、引き続きその感覚を探りつつ、イノシシと根比べしていきます。
とりあえず、まずは「同じ個体は毎日は食べに来ないから、1度食べても3日は同じ位置に餌をまく」ってのを検証してみようかと。
ちゃんと100kgサイズを獲れるようになりたいものですね。