
どーも、こんにちは。
トシです。
先日に続いて、もう一つの檻でもイノシシを捕獲することができました。
またしても、唐突に
前回と同じように、朝一に突然『掛かってるよ』との連絡が。
ここも、ずーっと餌だけやってた場所で、
ワイヤーの手前までは食べてのですが、そこから先は全くだったので、あまり期待してなかった場所でした。
タヌキはちょくちょく掛かってたんですけれどね。
(大抵はワイヤーの隙間から逃げていきます・・1匹だけ扉に挟まれて白骨になってましたが・・)
こんな感じ↓で、ワイヤー手前ギリギリ(茶色く穴が掘られてる部分)までは食べるんですが、その先は全く。
ワイヤーから先はタヌキが食べた跡です。
『これは罠知ってるやつやね』
『入るまで時間かかるかも』
『あとは根比べだと思うわ』
なんて言われてたので長期戦を覚悟してたんですが、入るときはあっさり入るもんですね。
今回の個体は・・
イノシシは暑さに弱く、この時期は日向で3,4時間放置されるだけで熱中症で死んでしまいます。
状況を確認するため、『みたい!』と言う子供たちを連れて行ってみると・・
いました!!
前回より少し大きい・・かも!
金たまが付いてることから、性別はオスだと判明。
檻の場所は日陰だったので、この日の午後に止め刺し&放血&内臓出ししたのですが、やはり前回よりも大きい個体で体重は50kgありました。
オスだけど意外といい脂が・・
そして驚いたのが、意外といい脂が乗ってたこと。
返し肉としてロース(後輩が捌き失敗したので引き取り・・)、ランプ、バラをもらいましたが、夏場のオスなのにも関わらず1cmほどの厚さの脂がついてました。


経験上、脂乗りは地域差(正しくは「餌の量の差」?)が大きいのですが、どうもここら辺は脂のよく乗った個体が多いようです。
先日獲れた70kgのメスなんか、脂の厚さが3cm弱ほどと、下手な冬のイノシシよりも乗ってましたし。
なんにせよ、いい肉が手に入るのは嬉しいですね!
前回の捕獲から、今回の捕獲までに試してみたこと
さて、捕獲についての反省ですが、
じつは運良く獲れた前回とは違い、今回は2つのことを試しています。
それは
・同じ位置への餌まきは3回以上やる
・ワイヤーをカモフラージュさせる
です。
まず、餌まきの回数ですが、
イノシシの執着心を刺激するため&イノシシを安心させるために、餌をまく位置の変更を『餌やり3,4回に1回』としました。
これは、以前試した「餌をやる位置を毎日10cmずつ移動してみた結果、ワイヤー手前で入らなくなった」という失敗を踏まえたものですが、結果として、タヌキによって扉が落ちているにも関わらず、餌をどうにか食べようと何度も来ているのが見てとれました。
次にワイヤーのカモフラージュですが、
ワイヤーに対する警戒心を薄めるために試してみました。
具体的には、この檻の周りには蔓性の植物が生えていたので、その蔓をワイヤーに絡ませてみました。
以前、静岡の猟師さんに箱罠を見せてもらった際、動作部分を『近くに生えている植物(竹や笹など)』で代用しているのを見ての試みですが、やはり自然物を使うと警戒心が薄まるようですね。
『蔓なら破って進める』という感覚で入ってくれるかな〜と試したのですが、思ったような結果になって満足です。
ただ、自然物でもワイヤーが隠れないもの(木の枝や棒など)は効果が薄いようなので、蔓や葉っぱなどが良さそうです。
この点については、まだまだ検討の余地はありますし、今後も色々と試してみようと思っています。
例えば、米ぬかの下に底上げする丸太などを入れて→それを隠すように米ぬかをまいて→ワイヤーを米ぬかの中に隠す、とか。
50kgくらいの個体が入っても、100kgくらいの個体が入るまでは作動しないようにする、とか。
こういうの、考えるだけでワクワクするんですよね(笑)
試してみて、また報告しますね!