どーも、こんにちは。
最近、やってること全てが『遊び=仕事』となりつつある、トシです。
『天職』というのは、こういうことを言うんでしょうか?
さて、だいぶ以前に『空気銃(レインストーム)輸入に伴うトラブル、その2』にてレインストームの空気漏れについて触れていたのですが、
この度、その空気漏れの箇所を自分で修理し、今期のレインストームが完成しましたので紹介します。
【復習】レインストームの空気漏れの状況
前回の記事を書いてから9ヶ月以上経ってるので、まず状況を確認。
僕のレインストームは、以下の「六角ネジの周り+中心」から空気漏れを起こしてました。
「空気が漏れる=隙間がある」→「じゃあ隙間を無くそう」と考えた僕は、アロンアルファを使ってネジと銅板を固着させてみたものの、タンク残量が100気圧を超えると空気が漏れてしまうという結末に。
結局、半年以上放置したものの状況は変わらなかったため、次の手を取ってみることにしました。
新しいパーツに交換し、ネジを「ロック剤」で固めてみた
次の手・・
それは、ホームセンターで罠の材料を物色してた時に見つけた「ネジロック剤」です。
これは空気に触れることで固まる普通の接着剤とは違い、”嫌気性接着剤” です。
つまり『空気に触れないような状況で硬化』します。
エアガンなどでも使われているため、その存在は知っていたのですが、「他に使わないだろうしなぁ〜」「持っててもなぁ・・」となかなか買う気になれなかったのです。
でも、もう猟期まで1ヶ月を切りました。
無事に狩猟登録も終わっているため、このまま置いておくわけにもいきません。
なんとしても、開猟日までに解決しておかないと・・。
というわけで、まずは失敗しても取り外しの可能な「中強度(ねじロック243)」を買って試してみました。
(「高強度(263)」は200℃以上に加熱しないと取れないようなので、購入される方はご注意ください)
以前のパーツは不安が残るので使用せず、新しいパーツを用意しました。
(直輸入してますが、銅板2枚+ネジ1つ+送料で8,000円ほどでした)
それを以下の図のように、空気が漏れていた「銅板とネジの隙間」と「ネジの外周」に接着剤を塗ります。
その後、ネジをしっかりと組み付けて放置。
硬化時間は「22℃で10分」らしいのですが、完全硬化までは24時間かかるようなので、丸一日置いてみました。
嫌気性接着剤というのは面白いですね。
溢れて空気に触れた部分は、丸一日経っても液体のままでした。
これは思った以上に、いろんなことに使えそうな気がします。
さて・・・
丸一日置いた後に、ドキドキしながら空気を充填してみることに。
久しぶりに残量ゼロから充填しましたが、これがなかなか大変。
100気圧に至るまでに130ポンプくらいしました。
・・・去年も思いましたが、
空気銃をハンドポンプで充填する場合、上腕二頭筋(いわゆる「力こぶ」の部分)が、めちゃめちゃ鍛えられます。
そして、この筋肉は銃を構えて狙う時に使うのですが、、なんだか丁度良いんですよね。
ポンプする
→腕が鍛えられる
→ブレが少なくなり狙いが安定する
→当たる!
→狩猟が楽しくなる
→たくさん撃って空気が減る
→何度もポンプする
→腕がとても鍛えられる
→ウホッ・・
と、”自然と銃の腕が上がるようになっている” のは、理にかなってると思いませんか?
まあ、僕の妄想は置いといて、話を戻します。
100気圧まで充填した後は、20気圧ごとに空気漏れの箇所に耳を当てつつ、
たまに “自分の心音” と “空気漏れの音” を勘違いして、一瞬「ドキッ」としたりしながら、200気圧まで充填してみました。
・
・・
・・・
とりあえず、充填直後の空気漏れは無いようです。
そして、その後一晩〜1日、さらに2日置いてみましたが、
今のところ漏れは無し!!
なんとか、無事に修理することが出来たようです!
スコープも取り付け、2017年猟期のレインストームが完成!
空気漏れが解決したので、新しいスコープも取り付けました。
今回の修理にスコープの着脱は不要でしたが、スコープのレティクルは0.1mm上下前後に動いただけでもズレますからね。
できるだけ、調整後にいじるようなことは避けたかったんです。
というわけで、以前購入したスコープ、HAWKEのVantage(6-24×50 AO IR)を取り付け、
「視点の高さ」「アイレリーフの位置」「今期の基本倍率」「レティクルの見え方」を調整しました。
これらは射撃場に行かなくても調整できるので、自宅でやっておくのがオススメです。
あとは「弾の選定」と「ゼロイン」がありますが、これは猟期前にやりましょうか。
今年はスコープの倍率16〜20倍を基本にして、ゼロイン50〜60mで調整する予定です。
ちなみに、今期は銃身のカモフラージュ目的の「迷彩テープ」は巻かずに始めます。
というのも、確かに目立たなくて良いのでしょうが、猟期終わりの手入れがとても大変でしたから・・。
『どうしても銃身が目立って逃げられる』ということがなければ、このまま行く予定です。
以上、レインストームの空気漏れの修理と、今期の銃の状態についてでした。
間も無く猟期に入りますが、安全第一で楽しんでいきましょう!