どーも、こんにちは。
トシです。
先日、猟友会羽咋支部でも狩猟者の登録会があり、罠と第一種で登録してきました。
猟期3年目にして、とうとう散弾銃を導入しますよ。
しかし、新たに導入するのは銃だけじゃありません。
今期は “くくり罠” でも楽しみたいので、“地面を深く掘れない場所” 用に『弁当箱型のくくり罠』を作ってみました。
構造など、簡単に紹介しておきます。
自作の弁当箱型くくり罠の全体像などを紹介
まずは、その全体像や動作などを紹介。
全体はこんな感じで、機関部は前回作った罠と共通です。
状況に応じて使い回しができますね。
踏み板部分のアップ。
これにワイヤーを締め付け、下の箱・・とは言えませんが箱みたいな台に載せて埋めます。
下敷きは土が入ってくるのを防ぐ目的でつけてますが、たぶん直接地面に挿して固定しても問題なさそう。
あと、下敷きよりも厚手のアクリル板の方が確実そうな気がします。
・・固すぎて裁断するのが大変ですが。
あと、凹んでる部分に罠の機関部がきます。
そして、動作は以下のような感じ。
これなら前回までの踏み板式と違って、地面に深く穴を掘る必要もありません。
砂利やコンクリが埋まっていたりと、意外と深く掘れない場所というのは多いので、そういう場所で使ってみたいところです。
罠の作り方など
作り方は至って単純で、
(1)1×4材を適当に切り(僕は15.5cmにしてます)
(2)塩ビパイプのVP13を26cmほどにカット→縦に切る
(3)カットした塩ビパイプをヒートガンや熱湯(80℃くらいで柔らかくなるそうです)で柔らかくして→直径が11cmほどになるように瓶などを使って加工→冷ます→ワイヤーガイドの出来上がり
(4)ワイヤーガイドの端を丸く切り(ニッパーで切れます)、板の真ん中に取り付け(穴あけはドリルで)
(5)L字金具を板の裏に4ヶ所取り付けて、完成
です。
塩ビパイプの加工ですが、1×4材を使うならウイスキー『富士山麓』の瓶が最適でした。
ワイヤーガイドやら金具やらで、結局ワイヤーの短径が11〜11.5cmになるのですが、富士山麓の瓶はぴったり11cmくらい!
瓶に当てて、綺麗に曲がった状態で水につけると一瞬で固まります。
失敗してもやり直せるので、なかなか使い勝手が良いですね。塩ビパイプ。
そして、L字金具は1つ穴と2つ穴の「L字」になってるものを選びます。
穴が1×1だとワイヤーの圧でズレるでしょうし、2×2だと地面に金具が飛び出ますからね。
というか、この金具にワイヤーをギリギリ引っ掛ける感じにするのですが、2×2だと無理ですね・・。
あと、この金具の横側の穴に、3〜3.5mm径のドリルでガイド+木まで穴を開けて「釘」などを挿しておくことで、簡易的な暴発防止の機構になります。(L字金具にワイヤーをかけるので暴発はほぼ無いんですけれど、念のため)
L字金具は、ホームセンターにて1つ40円ほどで入手可能。
コメリはなぜか1つ200円もしてたけど、安いの探しましょう。
かなりローコスト
以上、今回の弁当箱型くくり罠の紹介でした。
最初はアルミの弁当箱を加工して作ろうかと思ってましたが、意外と高いんですよね。
『それなら、同じような構造のものを今あるもので作ってしまおう』と、今回の罠ができました。
弁当箱部分の原価は、1つ300円くらい。
L字金具が4つで180円くらいで、下敷きが40円分ほど。
その他木材で80円くらいでしょうか。
かなり安いです。
とても作りやすいし。
懸念する点・・
あとは・・土中に埋めて放置したときに、ちゃんと作動するか?ですね。
去年のくくり罠もそうでしたが、木材がベースになってるため、湿気を含むと歪みます。
前回はそれで蝶番部分の作動不良が確認されたので、今回は猟期前に畑などに埋めてテストしてみる予定。
まあ、10日も埋めておけば金具の臭いも取れていいテストになるでしょう。
というわけで、また結果を追記しますね!