どーも、こんにちは。
トシです。
ここ1ヶ月、個人的にいろいろと慌ただしくて更新できてませんでした。
さて、今回ようやくレインストームのオーバーホールが完了したので、備忘がてらにその過程などを。
空気漏れも無事に直りましたよ。
必要な道具
・六角レンチ(2.5mm、3mm、4mm)
・専用Oリングセット
・針など先の細いもの
・シリコンスプレーなどゴムを痛めない潤滑剤
※今回のオーバーホールは「Oリングの交換」と「シリンダー内の軽い清掃」「可動部分の点検」だけで、トリガー〜銃身内部にかけては触っておりません。
1.機関部とストックを外す
まずはストックを外します。
レインストームの場合、残圧メーターの後ろのネジを外すだけでOK。4mmの六角を使います。
ストックにきつく固定されていますが、そっと外します。
2.シリンダーを外す
次にシリンダーを外していきます。
シリンダーの先のパーツは手で外し、それからバレルとシリンダーを固定している部品を外します。
イモネジ3つで止まってるので2.5mm六角を使いましょう。
次に、機関部とシリンダーの接続部分を外します。
赤矢印の箇所がイモネジで止まってるので、3mmの六角を使用(前後で長さが異なるため注意)。
イモネジを外すと手でゆっくり引きずり出して、シリンダーが外れます。
詳しい分解方法は、『レインストームにレギュレータを取り付けてみた』に載せてるので、そちらも参照してみてください。
(シリンダー内に空気が残っている場合は残圧メーターを先に外します)
3.シリンダーを分解してOリングを交換
他の空気銃は知りませんが、レインストームでOリングが使われているのはシリンダー周りだけのようです。
そのため、今回はシリンダーのOリングのみ交換します。
交換するのは、以下の部分。
基本的には赤とオレンジ部分を交換するのですが、僕はレギュレータを取り付けている関係でオレンジ部分のOリングは外してあるため、対象外。
また、青部分は空気の充填時に圧を維持するためのリングで、シリンダー内の空気を維持する目的では使われないため、今回のオーバーホールでは交換しませんでした。(というか、Oリングのセットに含まれてませんでした・・)
空気漏れが起こっていた残圧メーター周りのOリングをみると、Oリングが傷ついています。
今回の空気漏れはここが原因だったのでしょう。
金属部品に傷をつけないよう気をつけつつ、針などを使って古いOリングを外し、新しいものを取り付け。
リングの劣化防止&組み立て時の傷防止のため、シリコンスプレーを吹いておきました。他にもシリコングリスやゴムを痛めないオイルを吹いておいたら良いかもしれません。
4.組み立てて、残圧チェック
リングの交換も終わったので、シリンダー内を軽く拭き取り(サビはありませんでしたが、埃のようなものがありました)組み立てます。
注意が必要なのは、シリンダー後端の固定時、Oリングを傷つけないようにすること。
イモネジの固定箇所がOリングのすぐ隣なので、ズレるとOリングを痛めそうです。
ズレないコツとしては、軽くボルトを引いた状態で締めること。
こうすることで、しっかり奥まで入れた状態で固定できます。
シリンダー前部も組み立てて、銃と連結して充填チェック。(チェックするだけなら銃との連結は不要でしたね)
うん、無事空気漏れも直ったようです。
トリガー周りの可動部も特に問題はなさそう。
機関部とストックを固定し、今回のオーバーホールは完了!
遠くないうちに射撃場で試射してきますかね。
自分でオーバーホールをやってみて
前に修理した時も思いましたが、空気銃って精度の高い金属部品が使われてるおかげか、おもちゃのエアガンよりも修理や調整が簡単です。
適当に組み立てても、ちゃんと同じ形に組みあがりますから。
プラ部品が多く使われているトイガンでは、こうはいきません。
毎回同じトルクで締めないとパーツが歪むとかありますし・・。
部品の取り寄せに時間と手間はかかりますし、パーツの単価も高いですが、修理自体は意外となんとかなります。
銃の構造についても詳しくなれますし、興味があるならやってみても良いかもしれませんね。
はじめまして。
レインストームのエアー漏れ修理&オーバーホールの記事大変参考になりました。
そこで1つご教示頂きたいのですが、交換用Oリングセットはどちらで入手が可能でしょうか。
当方もレインストームのエアー漏れに悩まされており汎用品を使用し交換してみましたがサイズが微妙に違うせいか上手く解決しなかったものですから。。何卒宜しくお願い致します。
はじめまして!
お返事おそくなりまして、申し訳ありません。
さて、Oリングのセットですが、一番手っ取り早いのはebayで購入することでしょうか。
「ebay evanix rainstorm O-ring」などで検索いただけると見つかりますが、日本へ発送してくれる方もいますよ。
知人にOリングの専門の方もいますが、彼曰く『硬度や常用温度帯が違うと大きな事故につながるので、汎用品や水道用のシール材はお勧めしない』とのことでした。
ぜひ、専用品を購入いただいて、交換してみてくださいな。
レインストーム、空気漏れ多いですよね。
最近、自己メンテ前提で個人輸入するなら、信頼できるFX一択なのかなと思っています。