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捨ててから3年経って自然と生えてきたブロッコリーを見て思うこと

捨ててから3年経って自然と生えてきたブロッコリーを見て思うこと

どーも、こんにちは。

トシです。

 

4月も半ばを過ぎ、そろそろ夏野菜を植える準備が始まりました。

今年も一通りの野菜を作りますよ。

 

さて一方で、畑では一部の冬野菜が全盛期を迎えています。

それが、この記事のタイトルにもある『ブロッコリー』。

 

去年までは葉っぱだけだったのですが、今年は見事な「可食部=蕾」が出来ています。

 

 

100%自然栽培ブロッコリー

 

が、これです。

 

これ、自分で植えたわけじゃ無いんです。

 

3〜4年前の秋に植えたものの、大きくならなかったブロッコリーがありました。

夏野菜を植えるためにその株を引っこ抜き、畑の端にある草むらの山に捨てておいたのですが、そこから勝手に生えてきたんです。

 

捨ててから2年は「茎と葉だけ生い茂る→枯れる→茎と葉だけ生い茂る→枯れる」を繰り返していたのですが、今年は見事なブロッコリーが出来ました。自然栽培100%です。

 

この畑には野生化したニラやイチゴも生えているので驚きませんが、自然栽培のヒントのようなものを感じました。

 

 

狙って失敗した自然栽培

 

じつは僕、去年の夏に自然栽培に挑戦してみました。

 

が、結果は完全に失敗。

一応ミニトマトだけは強い株に育ちましたが、ピーマンとナスでは草ばかり大きく育ってしまい、株は細いままで全然実がなりませんでした。

 

失敗した要因を考えてみたものの、雨や気温や日射量などは毎年異なり、何がダメだったのかは分かりません。

しかし、今回のブロッコリーをみて、過去にやたらと野菜が上手く育つ場所があったのを思い出しました。

 

 

何を植えても、上手く育つ場所

 

そんな場所が、畑の一角にあります。

たった1㎡に過ぎない狭い場所ですが、過去にそこで植えた野菜(スイカ、ゴーヤ、エンドウ、ピーマン)は全て大豊作でした。

 

その場所の特徴は、草の茎の葉などが混ざり込み、土がフワフワで柔らかくなっていること

 

基本的に砂地の畑ですが、その場所だけは他とは違います。

たぶん、かつて祖母が畑を管理していた頃は、その場所が今回のような「草捨て場」だったのではないでしょうか。

 

 

自然栽培につながるヒント

 

夏場の雑草は成長が早く、植えた野菜さえも駆逐する勢いで増殖します。

だから普通は、夏場の草むしりが必須ですし、『雑草=強い』『雑草=邪魔者以外の何者でもない』というイメージを持ってしまいます。

 

しかし面白いことに、じつは雑草の種の数に対する発芽率は、野菜よりも低かったりするんですね。

 

野菜は、こぼれた種の90%ほどが発芽するのに比べ、雑草は1%に満たない数しか発芽しないという意見もあります。

つまり、ほとんど発芽しないのです。

 

じゃあ、残りはどうなっているのか?

 

 

循環農法的な考え方ですが、

『土に還って発芽した株の栄養になっている』と考えれば、腑に落ちないでしょうか。

 

 

じつは以前にそういう意見を読んだからこそ感じたのですが、今回のブロッコリーや以前のスイカたちも、枯れた雑草が肥沃な土壌を作り出した結果なのではないか?と思うんです。

 

 

自然栽培では、最初に土壌作りをしますが、もしかするとその最初の段階では「雑草をたくさん生えさせて→枯らす」という作業を繰り返すことが必要なのかもしれません。

 

そして、そんな自然に沿った方法で肥沃な土壌を作るには、最低3年が必要なのでしょう。

期間は作物によっても異なるのかもしれませんが、今回のブロッコリーを見て、そんなことを考えました。

 

 

去年、失敗した理由はよく分かりません。

 

雨の量が少なかったのかもしれませんし、畝の高さが高過ぎたのかもしれません。

気温が高過ぎたのかもしれませんし、日光が強過ぎたのかもしれません。

 

失敗した理由は考えても出てきませんが、なんとなく、将来自然に野菜が育つ場所を作るためのヒントを得られた気がします。

 

このブロッコリーが生えてる草の山は、近々父が畑に戻すそうです。

が、一部だけ残して他の野菜のタネを蒔いてみても面白そうですね。

 

草はそこら中に嫌というほど生えているので、また実験的に試してみましょうか!

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