空気銃・スコープなど猟具について

空気銃(レインストーム)輸入に伴うトラブル、その1「不良品・・?」

空気銃(レインストーム)輸入に伴うトラブル、その1「不良品・・?」

どーも、トシです。

 

僕のレインストーム(空気銃)は個人で輸入したものになるのですが、「個人輸入するリスク」というか「当然のこと」というか、いくつか『トラブル』がありました。

 

今回は、僕が経験した輸入銃に関するトラブル「その1」+その解決法を紹介します。

猟銃未経験者で、銃の輸入を考えてる人は一読しておいてください。

 

 

 

輸入銃は国内の銃砲店での正規メンテ&修理を受けられない

 

これは、個人で銃の輸入を考える人なら、当然知っていることでしょう。

 

輸入した銃は、『ハズレ銃が届こうが』『届いた銃と注文した銃が違っていようが』『商品が手元に届かなろうが』『到着時に壊れていようが』、全て自己責任。

トラブルは全て自分で解決するしかありません。

 

そして、「それでも良い」という人だけが輸入という道を選ぶわけですね。

 

 

が、「それでも良い」と考える人であっても、トラブルは避けたいもの。

どのようなトラブルがあるのか、気になるのではないでしょうか?

 

 

僕の場合、届いた初日に次のようなことがありました。

 

 

 

空気充填が出来ないトラブル

 

レインストームとポンプ+αが届いた日、僕は早速開梱して内容を確認しました。

幸い商品は全て揃っており、見た目も綺麗なものです。

 

写真を撮ったり、Twitterへのアップも完了したところで、次は動作の確認。

 

アダプターとコネクターを接合し、ポンプの先に装着。

それから銃の充填口にコネクターを差し入れて、ポンピングを開始しました。

 

 

すぐに圧力計の針が動き、少しずつ空気が入っていく・・・

 

ハズだったのですが、1ポンプごとに『プシュー!』という音と共に、圧力計の値が0に戻ります。

 

 

 

そう。

 

なんと充填口周辺から空気が漏れ、銃に空気が充填できないのです。

 

 

 

似たような症状や、対処事例はないかと調べてみても、そういう現象の報告は無し。

正直「輸入のトラブルといっても輸入時か、数年使ってからでしょ」と高を括っていて、この段階で躓くとは思ってなかったので、とても焦りました。

 

 

 

空気漏れの箇所と、その原因+対処法

 

とはいえ、近場の銃砲店に助けを求めるワケにもいきません。

そこで、まずは空気が漏れてる箇所の特定をすることに。

 

 

色々試してみた結果、以下の3ヶ所から空気が漏れてることが分かりました。

2016_10_19_2

 

 

そして、空気が漏れる原因も、

①:単純に接続が甘かっただけ

②:ネジの締めが足りず、アダプター内のパーツ(以下の白い部分)の密着が甘かった

2016_10_19_3

③:Oリングが古くて(?)充填口内が密閉されなかった

ということが判明。

 

 

まあ、『原因が分かれば、あとは対処するだけ』なんですけれどね〜。

この時ばかりは「他に漏れてるところは無いだろうか・・」と不安でした。

 

 

 

それぞれの空気漏れへの対処法

 

とりあえず原因が分かったので、それぞれ以下のように対処してます。

①⇒しっかり接続する(押し込む)

②⇒アダプターとコネクター(②の上下)の両方をペンチで掴み、全力で締め付け

③⇒コネクター用のOリング(フィリングコネクター用交換オーリング)をネットで購入し、交換

 

 

今のところ、これで空気漏れは解消し、それ以降は正常に充填が出来ています。

後日、射撃場での繰り返し使用も問題ありませんでした。

(今日も確認しましたが、大丈夫でした)

 

 

また、Oリングについては、ホームセンターの水道用品コーナーにも丁度いいサイズの物がありますが、あえて純正を購入しています。

水道用品も耐久度は高そうですが、プレチャージ空気銃の200気圧に耐えられるかどうかは分かりませんし、これ以上のトラブルは避けたかったので。

 

『空気充填中にOリングが耐えられなくて→コネクタがすっぽ抜け→銃や周辺の物が破損・自分や周りの人が怪我』なんてことになったら嫌ですからね。

強い力がかかる部分に関しては、純正を使用すべきでしょう。

 

 

 

おわりに「銃の初心者へ」

 

というワケで、僕が購入した輸入銃に関するトラブルの「その1」を紹介しました。

今後、機会があれば他のトラブルも紹介していきます。

 

 

ちなみに解消後、このトラブルについて調べてみましたが、今回のような「充填口から空気漏れするトラブル」の報告はネットにも上がっていませんでした。

 

販売店(輸入元)にも確認してみましたが、『気圧0の状態から手動で充填するのは大変だからねぇ・・』『充填用のボンベやシリコンスプレー使ってみたら?』という回答があっただけ。

『売った後は知らんよ』『変な言いがかり付けんでくれ』的な印象を受けたので、今後もアテにはならないでしょう。

 

 

最後に、今回のトラブルを経験して思ったことを。

 

 

僕のように銃を個人で輸入する場合、銃や器具(ポンプなど)の使い方は『1.ネットで調べる』『2.知ってる人から教えてもらう』ことになります。

 

そして多くの人の場合、前者の『1.ネットで調べる』を選ぶことになるでしょう。

(少なくとも銃砲店では教われませんし、多くの場合は、手元に来るまで実際に触ることも、隅々まで見ることも出来ないはずです)

 

しかし、「使い方」を説明してるサイトや動画はそれなりにあるのですが、意外と「安全で、正しい使い方」を初心者向けに解説してるサイトや動画はほとんど無いんですね。

(例えば「充填後にポンプ側で圧抜きしてからコネクタを抜く」など、、しないとコネクタや銃、周辺の物が破損したり、自分や周りの人が怪我する可能性がある)

 

ほとんどのサイトや動画は経験者目線で作られてるため、『常識でしょ』という部分は省かれてるんです。

 

 

けれど、経験者にとっては常識でも、初心者にとっては非常識なワケで。

 

銃猟経験者であれば、それなりに注意するポイントも分かるのでしょうが、初心者はそうもいきません。

銃によって使い方や道具も違うため、講習では教えてくれませんし。

 

 

なので、初心者がネットの情報だけをあてにして銃を輸入する場合、今回のようなトラブル(思わぬところで躓いたり、故障したり、怪我したり、、)が自分にも起こり得ると理解し、使い方について多くの情報を集めた上で輸入することを勧めます。

 

そうでないと、『まさか!?』『こんなはずじゃなかった』ということになる可能性が高いと思いますので。

Comments / Trackbacks

  • Comments ( 4 )
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  1. By グルメマン

    おはよーございます、奥さんと急にメル友に成りました、自己紹介させてください、洋食屋を開いて35年に成ります、料理は趣味が半分です、魚料理の研究で海釣りを10年くらいやって、今はジビエの研究してます、暮れに100キロを越える猪に遭遇、エアライフルでは、命の危険性を感じてショットガンを最近、購入しました、良かったら、色々な情報交換しましょう♪(*^^*)

    • By naka-toshi.ad

      >グルメマンさん

      はじめまして。妻から話は伺っております。

      猟師&料理人だったのですね!
      自分で獲ったものを、自分の思い描くように形(料理)にできるというのは、とても羨ましく思います。

      僕も趣味で色々作って食べてますが・・やはり舌に頼った独学では限界がありますね^^;

       

      そして、イノシシ相手にエアライフルでは恐いですよね。

      僕も今シーズン、「80kgサイズ」といわれる足跡を見かけましたが、それだけで恐怖でした。笑
      100kgとか想像もつきません・・

      マンション住まいの関係で装薬銃は予定してませんが、いずれは一丁欲しいところです。

       

      >色々な情報交換

      研究のために自分で獲るという姿勢から、「何でも自分でやってみる方」という印象を受けました。
      僕も同じです。

      来年から罠も始めますので、体験を元に学んだことはサイトなどを通してお届けさせて頂きますね!
      気軽にコメント or メール頂けたらと思います。

      また、妻の実家とお店が近いようですので、次に静岡へ行った際は寄らせて頂きます^^
      今後とも、よろしくお願いいたします。

  2. こんにちは、カズです。

    「エア漏れ」で気が付いたことがあります。
    ②のアダプターとコネクターの接続はネジになっていますね。
    ネジの接続は、シーリングテープを使うと上手くいきます。
    水道・ガス管に使われるシーリングテープを使います。

    ネジは、オスとメスの間に隙間があるので、テープを巻いて
    ねじ込むと次第に隙間がなくなるようにするのです。

    • By naka-toshi.ad

      カズさん、ありがとうございます^^

      アダプターとコネクターの間は水道の蛇口のような感じですね。(ベアリングで固定するような)
      無理やり止めましたが、たしかにシーリングテープを使った方が簡単そうです。

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