どーも、こんにちは。
トシです。
昨日、写真撮影が主目的で猟に出たのですが、
撮影後「ついでだし狩るか」と撃った弾が獲物を仕留めてくれました。
ラッキー(・∀・)♪
というわけで、猟果報告です。
天気:雨時々雪または霰(あられ)
気温:3℃、西から強い風あり
※一部閲覧注意な画像、表現があります
雨の日の装備を撮りに
僕はサイトの記事を作成する際、”写真” や “画像” などの資料は出来るだけ自分で用意するようにしています。
「ネット上に落ちてる画像は著作権の問題が・・」というのもありますが、
それ以上に「僕が伝えたいことを意図した丁度いい資料がない」ことや「自分で用意した方が読む人に伝わりやすい」というのが理由です。
なので、日常的に写真や動画撮影のために出かけるのですが、この日もそんな感じで出かけました。
『雨の日の猟装』についての写真と、『スコープ関係の写真』を撮ろうと思ったんです。
せっかくなので試してみた
結局、雨の日の猟装に関する写真は撮れたものの、スコープ関係の写真は撮れず・・
仕方なく帰ろうとした所、なんと
池の真ん中に獲物がいるではありませんか。
・・
双眼鏡で覗いてみたところ、コガモの群れです。
でも、、ここからは距離があって撃てない。
というか、今いる場所は公道なので銃を出せません。
「どうしようかな〜」としばらく考えた後、
ガードレールを乗り越えて群れに近づいてみることにしました。
すると、
ピュル
ピュルルー
と可愛らしく鳴いていたコガモたちが
グワ!
クワクワ!
クワックワッ!!
と警戒の声を上げ始めます。
そして、
思った通り!!
群れは池の真ん中から2手に分かれて飛び上がりました。
片方は『池の奥』へ、もう片方は『池の入り口の堤防付近』へ着水したようです。
奥の方は狙えない&回収できない場所ですが、入り口の堤防付近はいつもの猟場。
僕が過去に3羽仕留めてる、得意な場所です。
歩いていくとバレるので、車で堤防下まで移動しました。
僕の車はオレンジで目立ちますし、その乗り降りの様子も見られてるはずなのですが、、意外と警戒されません。
『人=危ない、恐い』
『車=大丈夫』
ということが分かってるのでしょうか。
いつものように・・からの自己記録
車を堤防から100mほど離れた場所に停め、いつものように猟場に入ります。
既に慣れたもので、射撃ポイントまで移動するルートも決まってきました。
いつものように堤防まで至り、そこからは四つん這いで地面に伏せた状態で近づきます。
地面は雨でグチャグチャで、枯草の鋭い茎が何本も生えていますが、膝プロテクターのおかげで全く問題無し。
・・でも、流石に一度飛ばれた後なので、カモたちの警戒心もMAX。
ギリーフードを被っているので場所はバレてませんが、『あそこら辺になんか居る』とは気付かれたようです。
ゆっくり移動を始めるコガモたち。
焦りつつも、ゆっくり前に進む僕。
ようやく群れの端が目に見えてきた時には、
すでに60m以上離れたところまで逃げられていました。。
ちょっとガッカリしましたが、
安定した射撃姿勢を取れればギリギリ狙えそうな距離です。
このまま帰るのもイヤなので、撃ってみることにしました。
ここら辺の猟師はそれほど遠射をしないようで、60mほどの距離があればカモたちは逃げません。
今回の群れも60〜70mの間で止まっており、それ以上離れるつもりはないようです。
先日の故障の関係でスコープがズレているため、少し遠いですが群れの奥で重なっているコガモの♂2羽を狙うことにしました。
草があって伏射は出来ないため、いつも通り膝立ち撃ちです。
・
・
・
2羽が重なるタイミングを狙い
撃ちました
一斉に飛び立つコガモたち。
・・今回もダメか〜
と思ったその時、
何か黒いものが残っているのに気付きました。
遠すぎて肉眼では分かりません。
双眼鏡で確認すると・・足が出てる
1羽獲れたようです!
獲物までの距離は、およそ65〜67m。
かなり運が良かっただけですが
捕獲距離の自己最高記録も更新しました。
しかし、まさか獲れると思ってなかったので回収の用意をしていません。
この日は風が強くて、見てる間にもどんどん流されます。
銃をしまって、荷物を全部抱えて車まで走り、
回収用具を持ってもう一度ダッシュ。
戻った時にはだいぶ横に流されていました。
急いで釣り竿に『鴨キャッチャー』を取り付け、放り投げます。
でも届かない!
3回『投げて→回収』を繰り返してる間に100mほど離れてしまったので、
もう一度全部抱えて池の横に回ります。
・・近づくにつれて、獲物が見えてきました。
コガモの♂のようです。
鴨キャッチャーを投げれば届く距離ですが、ツルや枝が邪魔していて投げれません。
なんとか隙間を狙って投げてみるものの、やっぱり引っかかってしまう。。
そうこうしてる内に、コガモが木々の根っこに引っかかって止まりました。
近くまで行ければ、落ちてる枝を使って回収できそうです。
が、問題はどうやってそこまで行くか。
ガードレールを超えて3mほど下に池があるわけですが、コンクリや土でできた足場は無く、木々の枝や根っこ、草のツルや落ち葉で出来た足場がある程度です。
もしこれが崩れたら、そのまま上がれなくなってしまいます。
この日はロープも自宅に置いてきていました。
でも、前回のように獲物を回収できないのも嫌です。
しばらく悩んだあげく、下りることに決めました。
足場の枝や根っこの強度を確認しつつ、慎重に下りていきます。
木々の枝やツルは意外と強度があり、体重を預けてもビクともしません。
結局、5分ほどかけて獲物まで1mくらいに近寄れ、最後は落ちてた枝でたぐり寄せて回収できました。
意外と強い?16グレイン弾の威力
この温かさと柔らかさ。
久しぶりの感触です。
じつに、2ヵ月と1週間ぶりの獲物でした。
※以下、閲覧注意な画像があります。
コガモの♂。
前々から獲りたいと思ってた獲物でした。
こう見ると可愛らしい姿です。
今回は手前に居たコガモの首元を狙ったのですが、すこしズレて頬の位置に着弾してますね。
驚くべきは、60m以上離れてるのに弾が貫通してたこと。
弾は左頬から右頬まで貫通していました。
当たりどころが良ければ、16grの弾でも十分な殺傷力があるようですね。
ということは、今まで半矢ばかりだったのは単純に『狙いが悪かっただけ』ということか・・。
久しぶりのことで手間取りつつも、無事に血抜きと腸抜きを終えて車へ。
池への降下からここまで、ずっと霰や雨が降っていたので全身ビショビショです。
(ポンチョは危険と判断して脱いでました)
でも、不思議ですね。
獲物が獲れた時って寒く感じないんです。
落ち着いてるようで、じつは興奮してるんでしょうか?
そんな自分を「不思議だなー」と思いつつ、帰宅しました。
今日の歩み
今日はこんな感じでした。
獲物が獲れたこともそうですが、
それ以上に獲物を思ったように誘導することが出来たのが嬉しいですね。
今年度の猟期も残り1週間ほどですが、あと1回くらいは出たい所です。