猟のやり方・準備・法令など

【気配を消す?】獲物にバレる確率を下げるために僕が猟場でやってること

【気配を消す?】獲物にバレる確率を下げるために僕が猟場でやってること

※【閲覧注意】一部スピリチュアルな話になります。そういうのが嫌いな方はご注意ください。

 

 

どーも、こんにちは。

空気銃で猟をしているトシです。

 

 

突然ですが、

あなたは「気」というものが分かるでしょうか?

 

 

武道や瞑想などの経験がある方は「分かる」という人が多いのですが、

経験のない人には「分からない」「信じてない」という人も多いですね。

 

 

ですが、猟(特に「忍び猟」)をやるのであれば、覚えておいて損はありません。

 

今回は、僕が猟場の入り口や、待ち伏せ場所で実践している

気配の消し方・・正しくは「気配のごまかし方」を紹介します。

 

「気」は感覚的なものなので、どこまで伝えられるか分かりませんが、興味のある方は試してみてください。

 

 

普通の人が出来るのは「気配をごまかす」まで

 

漫画やアニメなどでよくある

「気配を消す」

という表現。

 

 

男性なら誰でも、

小学生〜中学生くらいの間に一度は練習したことがあるんじゃないでしょうか?

 

 

僕も、今まで「武道(空手)」や「瞑想」「ヨガ」などを通して練習してきましたが、

色々学んで、考え、試してみた結果、

 

 

気配を消すのはムリ!

という結論に至りました。

 

 

いや、武道や瞑想の達人であれば本当に可能なのかもしれませんが、

僕にはどうしても「消す」という感覚が分かりません。

 

 

人はみんな生きてますし、

呼吸もすれば、血液も流れますし、内臓も絶えず動いています。

 

そして、生きている以上、それを止めることはできませんからね・・。

 

 

どうしても「消す」というイメージが浮かばないんです。

 

 

 

結局、現在は、

 

『気配をごかます』

が、普通の人の限界なんじゃないかと思ってます。

 

 

 

忍び猟に役立つスキル

 

とはいえ、「気配のごまかし方」を覚えると、隠れるのが本当に上手になります。

“かくれんぼ” では見つかりにくくなりますし、ちょっとした “ドッキリ” も成功させやすくなります。

 

 

また、猟期中も「気配をごかました時」と「そうでない時」では、明らかに獲物の反応が違いました。

 

『近寄れる=獲れる』という訳ではありませんが、

気配をごかました時は、特に隠れていないのに10mくらいまで獲物が来ることがよくありましたし、最短で5mの距離まで獲物が近寄ってきました。

(これだけ近いと、逆に撃てません・・)

 

 

もちろん、姿が丸見えだと効果は “ほぼ” 無いため、使える場所は限られますが、

身につけることで『忍び猟』や『待ち撃ち』などにも有効だと思われます。

 

 

 

(たぶん)簡単に出来る、トシ流「気配のごかまし方」

 

『気配を消すのはムリ』ですが、『気配をごかます』のは、たぶん誰でもできます。

 

「試したけど、よく分からん」という人は、

一度「瞑想」をして、”自身の体に流れる気” を感じ取ってからやってみると、感覚が掴めるかと思いますよ。

 

 

「気配をごかます」コツは、

身体に流れる気を、周りにあるものと同化させること。

 

 

『木の葉を隠すなら森の中』ということわざがありますが、これとよく似ています。

自身に流れる気を、そこらへんにある「木」や「草」「岩」などと同化させるイメージでやるんですね。

 

 

と言っても分かりにくいので、順番に解説します。

 

?全ての物には「気」が流れている

 

じつは「気」は、人の身体だけでなく、僕らの周りのもの全てに流れています。

(詳しい説明はできませんが、僕はそう感じます)

 

特に「山の樹木」や「河原の大きな石」など、自然の中(命,生命の多い場所)にあるものはそれが顕著で、その「もの」が大きくなればなるほど、同じ方向に流れる “気の流れ” が大きくなるため、その感覚が掴みやすくなります。

(芝生や大きな岩の上に寝転んだり、大きな木に抱きついたりしてみると、それがよく分かるはず)

 

 

んで、『気配をごまかす』というのは、これら「隠れたい場所にあるものの気」と「自分の気」を同化させるのですが、

 

そのために重要なのが『”同化させるもの”の気を知る』ということ。

 

 

?猟場にあるもの(例:石や木など)に触れて、その「もの」の気の流れをなんとなく感じてみる

 

まずは、猟場に出かけてみてください。

そして、『猟場にある出来るだけ姿を隠せるほど大きい自然物(木や岩など)』を見つけましょう。

(なければ「草むら」でもOK)

 

それから、その自然物に触れたり抱きついたりしてみて、その「もの」に流れる気を感じ取ろうとしてみてください。

 

本当にごく僅かですが

なんとなーく、ものに流れる「気」が感じ取れるはずです。

 

 

例えば僕の場合、以下のように感じます。

木や草などの植物:根元(地面)から気が入り、上に昇り、枝先から抜けていく。

石や岩などの無機物:地面の気と同化しており、ただそこにあるだけ。石の中心から放射状に気(というか存在感?)が広がっているような感覚。

 

 

 

ちなみにここでは、『感じ取れること』よりも『感じ取ろうとする』姿勢が大切です。

 

普段から気を意識している人ならともかく、そうでない人は最初は分からないはずですが、

それでも、「そんなん出来る訳ないじゃん」と言ってしまえば本当に何も感じ取れなくなってしまいます。

 

 

最初は、ほぼ認識できないような “気のせい” レベルでしか感じ取ることができなくても、

 

繰り返すことによって、だんだんとその感覚を掴めていきますので、

自身のアンテナを少し広げて、感じ取るような意識を持ってみてください。

 

 

?身体に流れる気が、感じ取ったものと同じようになるイメージをする

 

なんとなくでOKなので、「猟場にあるもの」の気を感じ取れたら、

次は「自分の身体の気の流れ」を「感じ取った気の流れ」と同じようにするイメージを持ってみましょう。

 

 

『気の流れを真似する』

という感じですね。

 

同化するものに触れつつ、しゃがんで目を閉じて、ゆっくりと呼吸しつつやると、そのイメージが掴みやすいですよ。

 

 

?気の流れが変わるまでゆっくり呼吸する

 

?を5〜10分ほど続けてみてください。

すると、「自分の気配がだんだんと周りに溶け込む感覚」や「自然と一体化している感覚」がするはず。

 

それが、『気配をごまかせている状態』です。

 

 

この状態にある間は “かくれんぼ” してても見つかりにくくなりますし、

獲物に気配を悟られることも減ります。

 

 

僕は未熟なので、目を開けたり、獲物を見据えると、

気が乱れるのか、それとも殺気が出るのか気づかれますが、

 

経験上、イメージと呼吸を続けている間は、ゆっくりと動いていてもバレにくくなります。

 

 

?気を真似やすい「もの」

 

ちなみに、気を真似やすいのは、同じ生物である「木」です。

大きければ大きいほど、真似るのが簡単になります。

 

というのも、

僕の感覚なのですが、「人」と「木」の気の流れはよく似ているんですね。

 

人も木と同じで、足元から気が入り、頭の上から抜けていきます。

“気功ヨガ” などでは、この流れを逆にすることもありますが、何もしない状態であれば「下→上」というのが普通です。

 

なので、大きな木がある場所であれば、その根元にしゃがみ『足元から地面の気が入り、頭上に気が抜けていく』イメージをするだけで、比較的簡単に気配をごまかすことが出来ますよ。

 

 

 

猟場に入るタイミングでこれをやる

 

以上、僕がやってる『気配のごまかし方』でした。

 

 

最初は、その感覚が分からないかもしれませんが、

一度、感覚を掴めば、それ以降はどこでも出来るようになりますよ。

 

 

 

僕は、猟場に入るタイミングでこれをやり、

(主に「木」をイメージします)

 

「呼吸」と「イメージ」を保ちつつ、

ゆっくりと猟場を歩き、獲物に近くようにしています。

 

すると、これを忘れた時は200m先からでも見つかり逃げられるのですが、

ちゃんと出来ている時は、同じ場所でも50mくらいまで近寄れてしまいます。

 

待ち伏せに至っては10m以内に来ることも少なくありません。

 

 

 

ただ、やはり鋭い奴もいたりして、

 

『動かないはずの木や石が動いてる→怪しい』と判断するのか、

「こちらの姿が見えてない」&「音も立ててない」のに逃げられることもあります。

 

 

なので、あくまで出来るのは『気配をごまかす』くらいで、

これが普通の人の限界なのでしょう。

 

 

野生の勘には勝てませんね。

 

 

とはいえ、鍛えればもっと活かせそうな気もしますので、

僕は今後も練習していきます。

 

 

感覚的な表現なので、どこまで伝わるか分かりませんが、

「面白そうだ」と思った人は、試してみてください。

 

 

 

 

そうだ。

 

ちなみに、猟場によっては「見晴らしがよく隠れるものが何もない」という場所もあります。

 

そういう場所では、匍匐した上で、地面と一体化するイメージでやってます。

地面に接する部分から気が入り、背中側から抜けるイメージですね。

 

姿勢や場所によって色々変わってくるはずなので、自分に合った方法を見つけてみてください。

Comments / Trackbacks

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  1. 参考になります。

    最近一つ、気づいたことがあります。
    実家にわんこがいますけど、割りと閑静な住宅街でバスの通る大通りが近くにある立地で、自分は実家でわんこをだっこ。
    家族が出かけていて、帰ってくるあたりで室内のわんこが何かに反応しました。
    3分くらい、明らかに普段の態度と異なる行動をしていました。
    何かが近づいてくるのを察してるように。
    わんこが約5分くらいそわそわしているうちに家族二人が帰ってきました。

    家族が返ってくるのを察していたのです。大通りの雑音に紛れ、壁を隔ててもなお。
    後で確認すると、その家族二人は近くのバス停で降りて会話していたそうです。
    徒歩5分程度離れている場所から、家の中で家族の声を聞き分けたと確信しました。

    室内犬ですらここまでの聴力を持っています。
    野生の獣も同様に、さらに研ぎ澄まされた聴力を持っていても不思議はありません。
    待ち伏せていて、ターゲットが呼吸の音を聞き分けていても何の違和感もありません。
    待ち伏せの最中に音を立てていない、のではなくしっかり音を出していると考えたほうが自然です。
    空気の流れという音を。
    気づかれたなら、息が荒かったと思って間違いないのではないでしょうか。
    驚きの聴力を持つ獣が聞き取れる程度には。

    • By naka-toshi.ad

      >>流れ人さん

      こんな感覚的な記事にコメントいただき、ありがとうございます(笑)

      動物って勘が鋭いですよね。
      思うに、これは聴力だけでなく、「肌で感じる力」なのではないかと。

      「キネシオロジー」という学問?がありますが、一説によると僕らの体にも『感覚的に何かを感じ取るセンサー』はあるようで、これが「直感」という形で感じ取れると言います。
      僕は直感が鋭い方だと思っているのですが、まさにこの感覚なんですよね。

      人は便利になりすぎてこの力を失ってしまいましたが、人以外の動物は失わずに持っているのではないでしょうか。

      ちなみに、野生動物(特に鴨)は、風が吹くのに合わせて動くと音を立てても警戒しません。
      逆に、不自然に音が止まると一気に警戒する感じですね。

      飛んでいく様子を悔しい気持ちで見ながら、つい賢いものだと感心してしまいます。

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