猟のやり方・準備・法令など

銃のブレを減らしたい/ミルドットを使いこなしたい空気銃ユーザーは必読の本

銃のブレを減らしたい/ミルドットを使いこなしたい空気銃ユーザーは必読の本

どーも、こんにちは。

最近、『空気銃で猟をしてます』と言えなくなりつつあるトシです。

 

今期はもっぱら罠猟メインでやっているのですが、猟期前に見せてもらった本が最高に良かったので、今更ですが紹介。

 

『構えた時のブレを減らしたい』『スコープのミルドットをもっと使いこなしたい』なんていう空気銃ユーザー(特に初心者)は読んでみることを強くお勧めします。

 

 

その本の名は

 

『狙撃の科学』という本です。

 

この本、のとしし団へ研修に来ていた黒部の猟師「村井さん(狩猟屋を運営)」から貸していただいたのですが、

・スコープの選び方

・ベストな倍率

・MILドットの使い方

・スコープの正しい取り付け

・遠距離の弾道

・立射/膝射/伏射の正しい構え方

など、ネットにありそうで『じつはよく探さないと見つからない or 理解できないような情報』が、とても丁寧に書かれていました。

 

 

初心者こそ、覚えておきたい

 

特に、個人的に気に入ったのが『MILドットの使い方』と『各姿勢での構え方』の2つ。

 

MILドットの使い方

 

あなたは『ミルドットスコープで獲物を見れば、おおよその距離が分かる』という話を聞いたことはないでしょうか?

 

例を挙げると、スコープで横を向いたマガモ♂を覗いた時、マガモの胴体の長さは8MIL(8ドット分)少し無いくらいでした。

マガモ♂の胴体の長さはおよそ40cmくらいだから・・・距離は50mより少し遠い52〜55mくらい、など。

 

これ、じつは『1MILは100m先の10cmになり、半分の50mだと5cmになる』という前提があっての話なのですが、そういう話はミリタリーの分野について詳しい人でなければ、まず知りません。

 

さらに、その前提にも『可変倍率のスコープの場合は最大倍率にした時のみ有効』という条件があったりして、今までスコープやエアガンなどに触れてこなかった人には、全く知り得ない情報だったりします。

 

ところが、狩猟用のスコープはレティクルがミルドットのタイプが多いもので。

どうせ使うなら、ちゃんと理解して使いたいじゃないですか。

 

このサイトの記事なども分かりやすいのですが、僕はこの本の方が理解しやすかったです。

本を読んでから上記リンクを読むと、より理解が深まる感じ。

 

 

ブレを減らす構え方とは

 

また、ミルドットの話と合わせて目から鱗だったのが、銃の構え方の話。

 

僕は恥ずかしながら、この本に出会うまで「銃とは、体を鍛えて筋肉で支えてブレを減らすもの」だと思っていました。

 

しかし実際は、筋肉は常に動いているため、どれだけ筋肉を鍛えようとブレは減りません。(というかむしろ増えるかも・・)

 

正しい構え方は、筋肉をほとんど使わない姿勢で、骨(骨格)で支えるのだそうです。

 

この本には、立射〜伏射まで各姿勢での構え方が図解と共に解説されています。

これが本当に役に立つ。

 

 

僕は今まで、「伏射は、なんかしっくりこない」「伏射よりも膝射の方がブレにくいし安定するじゃん」と思っていましたが、それは単純に構え方が間違っていただけだったんですね。

 

正しい構え方をすると、驚くほどにブレが減ります。

これだけ安定するなら、射撃場で依託無しでの射撃も試してみたいと思うくらい。

 

 

射撃の正しい姿勢とか、銃の正しい構え方とか、ネットにあるようで、意外とちゃんと解説されたものはありません。

(ほとんどサバゲーや標的射撃の記事ばかりで、”狩猟における射撃” に特化したサイトはなかなか・・)

 

だから我流でやってしまう人が多くて、結果『当たらない』ということが多いのかな、と。

僕もその一人でしたし。

 

そういったことを減らすためにも、特に初心者の方こそ正しい構え方を知っておいた方が良いと思います。

 

獲物を探して野山を散策するのも楽しいですが、銃で狙った獲物が獲れる楽しさは、他と比べ物になりませんから。

 

 

というわけで、他にも面白い情報がたくさん書かれているのですが、この2つの情報だけでも買って読む価値はあると思います。

僕は、早速買って狩猟のバイブルの1つにしています。笑

 

空気銃で『なかなか当たらない』『ブレを減らしたい』と思っている方は、ぜひ一読を。

 

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