アメリカって、12月はクリスマスシーズンで流通・運送が麻痺してるようですね。
注文してから1ヶ月、ようやくレインストームの修理キットが届きました。
色々と不安でしたが、たった1パーツの交換だけで空気漏れを修理できたので、簡単に載せておきます。
同じく空気漏れに陥ったレインストームユーザーは参考までに。
空気漏れの原因はOリングじゃなかった
猟期解禁数日前に起こった悲劇、レインストームの空気充填口からの空気漏れ。
僕はてっきりOリングの破損だとばかり思っていました。
ところが充填口を分解してみたところ・・・以下のような構造になっていました。
なんと、レインストームの空気充填口にはOリングが使われていないのです。
空気漏れの発覚当初、「まあ、Oリングを交換すれば簡単に修理できるだろう」「余裕余裕〜」と、たかをくくっていた僕は、なんとも途方にくれました。。
(おそらく南アフリカの)以下のサイトでも、エバニクスのブリザードS10の分解写真と共に解説が載せられていますが、どうやらレインストームの充填口部分は、高精度に整えた金属と、硬化プラスチックが密着することで気密を保持しているようですね。
つまり、Oリングの交換では修理ができません。
修理に必要だったのは
上記のサイトにて “valve face” と書かれているパーツでした。
下の矢印のヤツですね。
よーく見ないと分からないのですが、この金属の突起部分の先に、少しだけ傷が入っていました。
ただ、この傷がどのタイミングで入ったものなのか?
銃の到着時のポンプ事故直後から付いてたような気もするし・・。
また、空気を漏れないようにしてるのは黒色の硬化プラスチック部分なので、金属部の傷は本当に空気漏れに影響していたのかも不明。
シリンダー内がかなり汚れていたので、もしかするとポンプから空気を充填する際にゴミが入って、それが黒いプラスチックの部分に挟まり空気漏れを起こしていたんじゃないか?
もしかすると、本当に綺麗にしなきゃいけないのはポンプなんじゃないか?
などなど、いくつもの疑問と不安を抱えつつ、銃砲店の『空気漏れ?じゃあこれだね』という言葉を信じて、藁にもすがる思いでパーツを注文したのが1ヶ月前。
そして届いたものは・・
そして、注文から1ヶ月(というか実は5週間)待った昨日、受け取ったのは以下のパーツ。
レインストームのオーバーホールを見据えて、Oリングのセットも買ったのだけれど・・・んんん!?
なんか白いものがあるんだけれど???
僕のパーツは、これ。
黒です。
届いたパーツは、これ。
白い。
これ、本当に大丈夫なの???
と、かなり不安でしたが、交換して組み立てて充填してみたところ・・・
無事に直りました!!!!
猟期も半分近く過ぎましたが、これでまた空気銃猟ができます!!
本当に嬉しい!!!
作業するときのコツ&自分で直す場合に注意すること
あっさりと直って良かったものの、たぶんこれレインストームのパーツじゃなくてブリザードのパーツじゃなかろうか。。
上で紹介したサイトの “valve face” の画像まんまだし。
まあ、両方の銃は規格が同じ箇所が多いらしいので、色々と流用できるのでしょう。
さて、最後に自分で直す場合の『コツ』や『注意すべきポイント』を書いておきます。
充填口の部分は温めながら外す
レギュレータ取り付けの際にも紹介してますが、シリンダーの接続部は緩いネジロック剤で止められています。
温めると外れやすくなるため、お湯やヒートガンで温めてから外しましょう。
六角形のパーツは手で押さえるように回す
充填口部分の六角形のパーツは内部のバネで押さえられているため、意外と回しづらいです。
手でバネを押さえるようにして回すと外れます。(工具は3cm以上のモンキーレンチを使用)
口径によってパーツが違うらしい
僕のレインストームの口径は5.5mmですが、じつは口径によってこの部分の構造(またはパーツ)が違うそうです。
個人でパーツを取り寄せる場合はご注意ください。
パーツの価格は・・
パーツが47.55ドル+送料35.48ドルの、合計9,500円ほど。
たぶん修理に出したら3倍くらいかかる予感。このくらいで収まって良かったです。
なにはともあれ、また空気銃猟ができるのは嬉しいこと。
スコープの狂いもないと思うので、ぼちぼち出ていくことにします!
トシさん
ご無沙汰しています。
1年前 レイストームの構造について調べたことが有りますが、メカ部はブリザードS10と同じでした、またvalve faceも白色でした。別途資料を送ります。
>hera-tanishiさん
ありがとうございます(・∀・)!!受け取りました!
本当に詳しく分析されたブログを書いてますね。
しかし、やはりブリザードs10と一緒でしたか。
となると、今後もメンテはやりやすそうですね。