どーも、こんにちは。
今年より罠猟を始めてるトシです。
以前「1人でイノシシを捌いて食べれるようになった」と書いたことで、『捌き方を教えて欲しい』という問い合わせが複数届きました。
そこで、自宅で写真を撮りつつ5時間かけてイノシシを捌いてみましたので、その猪の解体法を詳細画像と共に紹介します。
今回は小さなウリ坊(15kgくらい)を使いましたが、40kgくらいまでなら同じような手順で解体できますよ。
それ以上のサイズは・・・慣れた人ならともかく、初心者1人では解体が難しいです。
最初に背骨で左右に分けた上で、複数人で協力してやりましょう。
(そのやり方もいずれ載せます)
→のとしし団のサイトに載せました。
この記事では、皮むきが終わった後の状態から→ヒレ肉を取り、「腕」「胴体」「足」の部位に分けるところまで。
画像の数が多くなったため、各手順ごとにページを分けています。
ちなみに、この続きは以下にまとめてあります。
大きく部位わけが完了したら、続きをみて精肉してみて下さい。
・後ろ足の解体方法(シンタマ,ランプ,ウチモモ,モモ,スネの部位分け)
・胴体の解体方法(ロース,肩ロース,バラ,前バラの部位分け)
また、本当はこんなこと書きたくないのですが、、
※当記事の「無断での商用利用」は禁止とします。
見つけた場合は、お互いに面倒なことになりますので、お願いですから止めてくださいね。
0.まずは準備。イノシシを解体するために必要なもの。
今回のイノシシ解体の撮影。
特別に手に入れたウリボウを使ったものの、あいにく車が使えずバイクで持って帰ることに。
白バイに止められないか?だけが心配でしたが、無事に帰宅することができました。
さて、イノシシの解体は自宅のマンション室内で行ったのですが、
『1人で捌く人向け』に、特別な道具は使わないようにしました。
そのため、猪の解体に必要なものは以下の通りとなります。
・広い場所
・よく切れるナイフ
・まな板
・肉や骨を入れる容器(バットなど)
・キッチンペーパー
・(衛生面を気にする人は)ゴム手袋
・ラップ
まず、解体には1㎡くらいの場所が必要です。
僕は床に「新聞紙+ラップ」を敷いてやりましたが、肩が凝ったので出来ればテーブルが良いでしょう。
また、ナイフは切れればなんでも良いですが、『両刃のナイフ』よりも『片刃の包丁』の方が使い勝手が良くてオススメです。
(今回も、途中で包丁に切り替えました・・)
ちなみに、処理場では南常(なんつね)の包丁を使ってます。
新品は「触れただけで全てを切り裂く」切れ味を誇ります。
解体に使うナイフは、事前に熱湯で5分ほど殺菌しておくこと。(塩素での殺菌も可)
そして、確実に「血」が出るため、キッチンペーパーは1ロールほど用意しておきましょう。足りないと困ることになります。
ティッシュでは肉にくっ付きますので、キッチンペーパーを使いましょう。
骨や肉を入れる容器は、バットがなければ袋でも構いません。
ゴム手袋は、ちょっとした”指先の怪我”も防げるので、出来れば使用することを勧めます。
以上、用意ができたら捌きに入りましょう。
→『1.最初に外すのは「腕」の部位』