
3.大腿骨の骨抜き
スネの骨を外した状態が↓↓
ここから、大腿骨を外していきましょう。
大腿骨を外すには、切り始めが重要です。
切る場所を間違えると、大腿骨まで辿り着けません。
切るには、以下の部分に注目。
下の「指のあいだの筋」を挟んで “右側の筋肉” は “左側の筋肉” に薄く覆い被さっているのですが、この薄い筋肉を剥がすように切り始めます。
こんな感じにナイフを寝かせて、少しずつ刃を入れましょう。
少しずつ剥がしていくと以下のように白い血管が見えてきます。
血管を持ち上げるように、さらに深く切り込んでいきましょう。
すると、下のように大腿骨が見えてきます。
大腿骨が見えたら、骨に沿って切っていきます。
こんな感じ↓で、骨から肉を切り離しましょう。
骨の両方の頭(端)が見えるように切り出して、次へ。
骨の反対側にもナイフを入れます。
骨に沿って切り出し、骨を露出させていきましょう。
切り出すついでに、骨の下も少し切っておきます。
そして、スネ側の大腿骨の頭(端)ですが、ここには『膝の皿』があります。
そのため、力づくで切り出すのではなく、ナイフの先を骨の形に沿って軽く流すようにして切り出してみましょう。
すると、こんな感じで『膝の皿』が見えてきます。
↑このくらい剥がれたら、骨の下にナイフを入れて大腿骨を外していきます。
まずは、骨に沿ってスネ側に切っていきましょう。
膝の軟骨は骨に残しつつ、スネ側を外します。
スネ側が外れたら大腿骨を立てて、
骨盤側も外していきましょう。
丸く球を撫でるようにナイフを動かして切っていきます。
骨盤側も外れ、大腿骨を抜き出すことができました。
最後に、忘れちゃいけない『膝の皿』を外します。
まず以下の青線に切り込みを入れて
根元を切り取ればOKです。
これで、イノシシの足部位の骨抜きが終わりました。
次は、この肉を『部位別』に切り分けていきます。