
どーも、こんにちは。
トシです。
先日に引き続き、ジビエ食材の感想を。
今回は、夢リストにて「食べる」と書いてあった鳥、
コジュケイの丸焼きの味などについて、お届けします。
※【閲覧注意】一部、捌いたときの写真があります
石川には居ない鳥
この「コジュケイ」という鳥、
一度、妻の実家の近くで見かけたことがあるのですが
(住宅街の中にある竹やぶから突然出てきた)
じつは北陸では珍しい鳥になります。
身近にいるベテラン猟師さんに聞いても、
一瞬『何それ?』という顔をされましたし、
僕の住んでる、石川県猟友会会報の「猟果一覧」には、
そもそも?”コジュケイ” の欄がありません。
雪の多い地域には居ないようですし、
少なくとも、僕が狩猟で行ける範囲にはいないようです。
しかし、漫画『山賊ダイアリー』の4巻にて、
佐々木さんが『結構うまいで』と言っている、コジュケイ。
一度は食べてみたい!
と以前より思っており、
“夢リスト” にも「コジュケイを食べる」と書いてあったのですが、
それが、まさか
ブログから繋がる形で叶うとは。
昨日、やっと調理して食べてみました。
肉質は「雉」や「鶏」に近い
今回は『丸焼き』にして食べることにしました。
頂いた小綬鶏(こじゅけい)を解凍し、残った毛を抜きます。
その際に、いつも通り “匂い” と “肉質” をチェックしたのですが、
匂いは無し。
そして肉質は、キジやニワトリによく似ていました。

モツ(内臓)を取り出し、野菜と香草を詰める
腹腔内を綺麗にしたら、肉の外側と内側に「コショウ」と「塩」をたっぷり刷り込みます。
そして、しばらく置いたら、
中に刻んだ野菜と香草(ローズマリー+ローリエ)を詰め込み、しばらく寝かしました。
今回入れた野菜は、
・キャベツの芯
・ミカンの皮
・ニンニク
・ワケギ
・レモン
・大根
と、冷蔵庫にあったもの(笑)
適当ですが、まあ美味しくなるでしょう。
驚いたのは、
この日、一緒に『ヒヨドリの照り焼き』も作ったのですが、
心臓(ハツ)が、コジュケイもヒヨドリも同じ大きさだったこと。

思うに、キジやニワトリやコジュケイは、ヒヨやカモに比べて運動量が少なく、
それほど沢山の酸素を必要としないのでしょう。
(沢山の酸素を要するカモやヒヨドリは「赤色の肉質」ですが、キジやコジュケイは「ピンクの肉質」ですし)
ただ、”砂肝” や “肝臓” はやはり大きく、
コガモくらいのサイズでした。
オリーブオイルを塗って、オーブンで焼く
30分ほど寝かした後、
表面にオリーブオイルを塗って、オーブンで焼きます。
オーブンの温度と焼き時間は、
180℃で30分→良い色になってきたので120℃に下げて30分の、計60分でした。
小さい鳥なので、火の通りは早いようです。
いい感じの匂いになってきたので、
いざ実食!
?コジュケイの味、香り、肉質は・・
せっかくなので、半身を丸かじり。
・
・
うん、美味い!
やはりキジと同じく “地鶏” の味ですね。
肉質も全く同じ。
ただし、若干の “野鳥臭さ” があったキジと違い
コジュケイは臭みが全くありません。
(カモなどと違い、胸やササミもレバーっぽい味がしない)
モツも、キジと同じ美味さですが、臭みはゼロ。
もしかしたら個体差によるのかもしれませんが、
個人的には、キジよりも好きな食材ですね。
舌が肥えた、我が家の子ども達ですも
コジュケイを気に入ったようで、ガンガン食べます。
ただ、焼いた際に脂が落ちすぎたので、そこが惜しいところ。
次、もし機会があれば
・焼きコジュケイ(ねぎま)
・コジュケイの中華スープ
にして食べてみたいところです。
「匂い」「味」ともにクセがなく、
それでいて、旨味は強い食材『コジュケイ』。
本当に、まさかこんな形で食べられるとは思っていなかったため、
未だに食べたことが信じられません(笑)
でも、獲れる地域では沢山獲れるようですし、
意外と、探せば食べられるところもあるのかも。
ともかく、美味い食材であることは間違いないので
もし食べられそうな機会があれば、ぜひチャレンジすることをお勧めします!