ジビエ, 食・料理

鹿肉は美味い!ニンニク風味のオリーブオイルで焼いて、塩レモンで食べてみた

鹿肉は美味い!ニンニク風味のオリーブオイルで焼いて、塩レモンで食べてみた

どーも、こんにちは。

空気銃で猟師をやってるトシです。

 

一昨日、頂いた鹿肉を焼いて食べました。

 

鹿肉の特性を理解してなかったので、教えてもらった調理法では失敗したのですが・・

 

鹿肉、美味いです!

 

今回は、

その調理法と、鹿肉の味、香りの印象について紹介します。

 

 

 

すべてのジビエ肉は、共通して「命」を感じる

 

ジビエ肉を食べた日の翌朝は毎回感じるのですが、

 

ジビエ肉って本当、命に溢れてますよね。

 

 

というのも、

食べると必ず、身体に何かしらの変化が起こるんです。

 

 

雉、コガモ→「タンパク質が満ち足りてる感じ」

ホシハジロ→「ものっすごいトイレが近くなる」

アナグマ→「肌がツルッツルに」

 

そして、

鹿肉→「プロテインが要らない」

 

という感じ。

 

 

野生の肉って、本当に栄養価が高いんでしょうね。

 

 

送ってくれた猟師さんも

『2年間、ほぼ毎日食べてるけど若返った気がする』

と言ってましたが、それも納得です。

 

 

 

今日のカラダは、昨日まで食べた物で出来ている

 

人の身体は、その多くが『脂質』と『タンパク質』からできているのですが、

(水:50?70%、タンパク質:15〜20%、脂質:13?20%、ミネラル分:5?6%、糖質:1%という感じ)

 

それらはターンオーバーという形で

3ヶ月〜3年かけて全て新しい物と入れ替わります。

(部位によって違い、骨が最も長くて約3年かかります)

 

 

そして当然、

 

栄養価の豊富な食事を十分に食べていれば、良い細胞が作られますが

『栄養の偏りのある食事ばかり』食べたり、栄養価のある食事でも『食べる量が不足』していれば、細胞も良くないものになってしまいます。

 

 

鹿肉は、食べたところ『良質なプロテイン』という印象ですし、

カラダにすぐに吸収されているのを感じる限りでは、ビタミンやミネラルなどの微量栄養素も豊富なんでしょう。

(合成ビタミンや、人工的に作られたプロテインの一部は、摂取してもあまり吸収されない)

 

確実に『栄養価の豊富な食事』です。

 

 

タンパク質はコラーゲンの材料にもなりますし、

これを毎日食べれたら、若返っても不思議ではないですね。

 

 

 

?鹿肉を調理してみた、その特徴

 

今回食べた鹿肉の量は、このくらい。

 

部位は不明ですが、食べた印象からすると「ロース」と「脚」かな?

 

量にして500g〜600gくらい。

 

 

僕は調理前に “食材の匂いをかぐクセ” があるのですが、

(こうすることで「食材の状態」や「食材の質」や「合う調理法」などが分かる)

 

昔参加した『鹿肉を半頭捌いて食おうぜ!』というイベントでの鹿肉と違い、

全く臭みがなく、なんとも新鮮な匂いでした。

 

(イベントの肉は、古く青臭い匂いがしました)

 

 

解凍によって血が出ているのに、

血なまぐささも「全く」無し。

 

たぶん、丁寧に処理されたのだと思われます。

 

 

ニンニクで香りを付けたオリーブオイルで焼いてみた

 

今回は、猟師さんから教えてもらった調理法

・焼き肉サイズに切って、片栗粉をまぶし

・オリーブオイルにニンニクを狐色に香り出しをして

・両面軽く強火で焼いて、塩とレモンを搾って食べる

という食べ方をしてみることに。

 

 

『酒のつまみに最適』ということで、選んだのですが、

僕は大きな勘違いをしていました。

 

猟師さんは「白身魚のムニエル」のイメージだったのですが、

僕は「竜田揚げ」のようなイメージをしてたんです。

 

そのため、「強火」と言われていたにも関わらず、

実際は「中火」で調理してしまい・・

 

 

片栗粉がベッタベタになってしまいましたorz

 

 

結局、フライパンが焦げ付いてしまい、

一度洗い直して再びチャレンジすることに。

 

 

でも、ここでもまだ「竜田揚げ」のイメージが離れなかったため、

結局、「タン塩焼き肉」のイメージで焼くことにしました(笑)

 

 

鹿肉の特徴

 

初回の調理で、片栗粉がベッタベタになったことで気付いたのですが、

 

鹿肉は水分(肉汁)が多い!

 

 

牛のステーキ肉に火を入れると、血が混ざった肉汁が出ますよね?

 

あれを、もっと多くしたような感じです。

 

 

焼き肉サイズの小さい肉片なのに、

出てくる肉汁の量が凄い。

 

そりゃ、中火の調理じゃダメですわ。

 

 

鹿肉は、『強火で肉汁と旨味を閉じ込める』か『低温調理でしっとりさせる』のどちらかが良いんでしょうね。

 

 

結局、今回は残りすべて「タン塩」のイメージで焼き、

レモンを搾って、塩を適量つけて頂きました。

 

 

 

肉汁が溢れ出したにも関わらず、めっちゃ柔らかい肉質

畑で採れた野菜を蒸して、付け合わせに。

 

牛ステーキならパッサパサになりそうなくらい肉汁が出ていたにも関わらず、

その肉質はしっとりでした。

 

 

そして、やはり臭みは「全く」無く、

旨味がとても強い印象。

 

これが、「個体差によるもの」なのか「処理によるもの」なのか「雌雄によるもの」なのかは分かりませんが、

とても美味しくいただくことが出来ました。

 

鹿肉を送ってくれた猟師さん曰く、『鹿肉は脂が無いので、衣に脂を含ませる焼き方が一番美味しいと思う』とのこと。

確かに、油多めで調理すると本当に美味しいです。

 

 

漫画かブログかで、

『鹿肉は淡白で飽きる』

なんて意見がありましたが、

 

僕は毎日食べたいくらいです(笑)

 

 

 

あまり人気のない(?)鹿肉ですが

 

僕の地元では見かけないので、むしろイノシシよりも貴重だったりします。

 

 

イノシシよりも公道範囲が広く、繁殖力が強いと聞くので、

あと数年もすれば増えてくるのかもしれませんが、

 

それまでに罠の腕を磨いておきたいものですね。

 

 

1頭獲れば、かなり満足できそうですよ!

 

 

 

と、

以上、鹿肉についての感想でした。

 

『油多めで焼いて、塩レモンで食べる』だけでも美味いので、

機会があれば、ぜひお試しを!

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